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【社会】「黙秘」は正義か、合理的か…可視化時代「黙秘は武器になる」という日弁連戦術は本当か

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/11/24(月) 14:49:37.87 ID:???
★【日本の議論】「黙秘」は正義か、合理的か…可視化時代「黙秘は武器になる」という日弁連戦術は本当か
2014.11.24 11:00

「黙秘します」−。容疑者の取り調べを描いたテレビドラマや映画で目にすることもあるシーンだが、
現実の取調室でもそんな光景が増えそうだ。刑事事件での取り調べの録音・録画(可視化)が拡大する中、
「黙秘権」を積極的に活用しようとする動きが弁護士の間で広まっている。日本弁護士連合会(日弁連)は、
弁護士に黙秘の効果的な使い方をレクチャーする研修を全国で開催。歩調を合わせるかのように、
司法雑誌も黙秘に関する特集を組んだ。ただ、検察側はこうした動きを懸念。識者は弁護・検察側の
相互理解の必要性を訴える。“トレンド化”しつつある黙秘戦術は司法をどう変えてゆくのか−。(小野田雄一)

■背景に可視化拡大

日弁連は研修「可視化時代の下での刑事弁護〜取調べ録画と捜査・公判における弁護活動」を今年1月に
スタート、10月末までに全国の弁護士会で17回開催した。研修では「黙秘を原則としつつ、個
別の事情を考慮して黙秘を解除するか検討する」などの戦術が紹介されている。

季刊の司法雑誌「刑事弁護」(現代人文社)も今秋号で、「黙秘が武器になる」と題した特集を掲載。
黙秘の人権的根拠やノウハウ、弁護士による対談などを60ページ超にわたり紹介した。

http://www.sankei.com/affairs/news/141122/afr1411220002-n1.html
http://www.sankei.com/images/news/141122/afr1411220002-p1.jpg

日弁連刑事弁護センター事務局長の秋田真志弁護士は「従来は供述調書に署名しない、あるいは
調書の任意性を争う戦術が主流だった。しかし取り調べが可視化されたことで、黙秘が容易になった」という。

取り調べの可視化は、大阪地検で平成22年に起きた押収資料改竄(かいざん)事件をきっかけに
議論が本格化し、拡大の一途をたどっている。

検察当局は10月1日、それまで東京・大阪・名古屋の特捜部などが手掛ける独自捜査事件や裁判員裁判
対象事件で「試行」してきた可視化を「正式実施」に移行。警察当局も裁判員裁判対象事件などで可視化の
拡大を進めている。

秋田弁護士によると、録音・録画のない密室での取り調べでは、仮に黙秘を助言しても、容疑者は脅迫的な
取り調べや取調官への“迎合”などで、自分に不利な供述をしてしまう場合が多かったという。
「しかし可視化された取り調べでは、『第三者も記録を見る』という意識が働くため、容疑者は黙秘を頑張れる」(秋田弁護士)

さらに秋田弁護士は「無実の人でも思い込みや記憶違いをする。それらに基づいて供述すると、
(捜査側に)無実の訴えを潰されたり、信用されなかったりする。黙秘はそうしたリスクを回避できる」と説明した。

http://www.sankei.com/affairs/news/141122/afr1411220002-n2.html
>>2へ続く

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/11/24(月) 14:50:03.46 ID:???
>>1より

■「デメリットにも」

一方、複数の検察幹部は、黙秘が過度に使われる風潮に懸念を示し、黙秘が容疑者にデメリットとなる可能性もあると指摘する。

ある検察幹部は「容疑者が黙秘すると、被害者側は『反省していない』と感じて処罰感情が強まる。
処罰感情は求刑に盛り込まれ、より刑罰が重くなる可能性がある」と話す。

別の検察幹部も「黙秘では、仮に容疑者に有利な事情があっても把握できない。
そのため、本来は不起訴で済む事案が起訴に至る場合もある」と明かした。

さらに黙秘事件では、犯罪立証のための証拠が膨大化・複雑化し、裁判の長期化や国選弁護費の増大が起きる
▽取り調べや裁判の持つ真相解明機能が損なわれる▽保釈が認められにくくなる−などの恐れを指摘した。

ある検察幹部は「そもそも取り調べの可視化は、弁護士会が『密室では供述の改竄などが行われる恐れがある』
と主張して強力に働きかけて実現させていった面もある。可視化されて供述の改竄などは起きようもないのに、
『いざ可視化が実現されたら黙秘で』というやり方は納得いかない」と本音を口にした。

http://www.sankei.com/affairs/news/141122/afr1411220002-n3.html

こうした指摘について、秋田弁護士も「黙秘で容疑者が不利になる可能性は否定できない」という。
その上で「必ずしも全事件で黙秘しようということではない。さらに弁護士が黙秘すべき状況かどうか
正確に判断することで、それらのリスクは極力減らせる」とし、黙秘の重要性が、今後より高まっていくとの見通しを示した。

■弁護士の説明必要

こうした動きを識者はどう見るのか。

愛知学院大法学部の石田倫識(とものぶ)准教授(刑事訴訟法)は「一律的な黙秘は適切ではないが、
可視化時代は取り調べ時の供述が裁判の帰趨(きすう)をも決める力を持つ。供述に慎重になるのは当然だ」
と弁護側に理解を示す。その上で、「事件の性質や容疑者の性格、黙秘による得失を総合的に考え、
『得』が上回る場合に黙秘の助言が与えらえるべきだ」と指摘した。

近畿大法学部の辻本典央教授(刑事法)は「黙秘するかどうかは本来、容疑者が決めるべきものだが、
実際は弁護士の助言に従う場合が多いだろう。黙秘して悪い結果が出た場合、容疑者と弁護人の対立が
生じる可能性がある。弁護士は、黙秘のメリットとデメリットを容疑者に丁寧に説明するべきだ」と話す。

また「黙秘が重要性を増していく中で、黙秘戦術をめぐる考え方について検察側と弁護側の相互理解が
進んでいるとは言い難い。両者が過度に対立すると、事実解明に支障が生じることも考えられる。
双方の十分な意思疎通が必要だ」と提言している。 (了)

http://www.sankei.com/affairs/news/141122/afr1411220002-n4.html

3 :名無しさん@13周年:2014/11/24(月) 15:47:47.30 ID:xbLFzra8T
証言は重要とは言っても証言だけに頼る訳ではない時代になりつつあるから
黙秘を続ける犯罪者が増えれば増えるほど、監視カメラの導入で決定的な証拠を記録しようとする社会になるかと

4 :名無しさん@13周年:2014/11/24(月) 16:03:57.41 ID:/tuUucdRa
×日弁連

○韓弁連

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