【東京】津波で行方不明になった少女の写真展[05/23]

歩いていこうφ ★

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140523/k10014660421000.html

福島県大熊町で東日本大震災の津波に巻き込まれ、町で唯一、今も行方が分かっていない小学生の女の子の写真展が
東京・新宿区で開かれています。

小学１年生で７歳だった木村汐凪ちゃんは、東京電力福島第一原子力発電所がある大熊町に住んでいて、震災の津波に
巻き込まれ町で唯一、今も行方が分かっていません。
写真展は汐凪ちゃんを捜している家族を記録し続けている写真家の尾崎孝史さんが開いたもので、汐凪ちゃんやその家族の
写真など１９枚が展示されています。
このうち震災のおよそ１年前に父親の紀夫さんが撮影した汐凪ちゃんの写真には、小学校の入学式でお祝いの花を持ち、
元気よく笑っている姿が収められています。
また防護服を着て捜索している紀夫さんが、がれきの中で見つけた汐凪ちゃんの体操着を持ってうつむいている写真もあります。
会場を訪れた３８歳の男性は、「ご家族の気持ちを思うと軽々しく言えないが、１日も早く汐凪ちゃんが見つかってほしいし、
震災を忘れないようにしていきたい」と話していました。
尾崎さんは、「大熊町などに福島県内の除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設を建設する計画案が示されているが、
建設されると汐凪ちゃんの捜索ができなくなってしまうと苦しんでいる父親の思いも知ってほしい」と話していました。
写真展はＪＲ新宿駅の駅ビルにある喫茶店「ベルク」で今月３１日まで開かれています。