【経済】孫正義氏、ソフトバンク帝国の後継者育成にコリン・パウエル元米国務長官の助力を仰ぐ=６月ソフトバンクアカデミアで講演

MAYUMI NEGISHI
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↑パウエル氏と小泉首相（2005年当時）

インターネット業界の重鎮、孫正義氏は、成長を続けるソフトバンク帝国の後継者育成にコリン・パウエル元米国務長官の助力を仰いだ。

ソフトバンクは14日、退役陸軍大将のパウエル氏を招いてソフトバンクアカデミアで6月18日に特別講義を開催すると明らかにした。
ソフトバンクアカデミアは2010年に300人の研修の場として開校した。孫氏は入校生の中からソフトバンクの次期社長を発掘できると期待している。

パウエル氏はまず1時間の公開プレゼンテーションを行う。その後で孫氏が加わり、リーダー論をテーマに元統合参謀本部議長のパウエル氏と
対談する。パウエル氏はソフトバンクが提携する燃料電池メーカー、米ブルームエナジーの取締役だ。

今や傘下に米携帯電話サービス業界3位のスプリントを擁し、中国電子商取引大手の阿里巴巴集団（アリババグループ）とヤフー・ジャパンの
大株主であるソフトバンクの経営者の座を射止めようと、アカデミアには毎年、多数の入校志望者が殺到する。
大半がソフトバンク社外からの応募だ。

だがパウエル氏の激励があったとしても、アカデミア生たちが孫氏ほどのサクセスストーリーを実現するのはたやすいことではないだろう。
孫氏は2000年のドットコムバブル崩壊で推計700億ドル（約7兆1000億円）の資産を失ったが、この10年間でその影響から立ち直った。
日本のブロードバンド化を推進し、割安なサービスと果敢なマーケティングで携帯電話サービス業界を一変させた。

現在56歳の孫氏は、60代でソフトバンクの経営を後継者に委ねる予定だ。「孫正義2.0」探しは20年代まで続きそうだ。
以下略
http://realtime.wsj.com/japan/2014/05/15/%E3%83%91%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%83%AB%E5%85%83%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E5%8B%99%E9%95%B7%E5%AE%98%E3%80%81%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%87%E3%83%9F%E3%82%A2