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純粋・応用数学(含むガロア理論)6

338 :現代数学の系譜 雑談 :2021/01/02(土) 09:39:00.75 ID:k00K5jWz.net
>>288 訂正と補足

  動画冒頭の”定理 群準同型 Φ:G→G’による正規部分群N’の逆像 Φ-1(N’)はGの正規部分群である”の証明は、結構難しい
  (多分、下記 大矢 浩徳 定理 10.6 (第 3 同型定理) を、使って証明することになると思う )
   ↓
  動画の”定理 群準同型 Φ:G→G’による正規部分群N’の逆像 Φ-1(N’)はGの正規部分群である”の証明は、結構難しい
  (多分、下記 大矢 浩徳 定理 10.6 (第 3 同型定理)等を、使って証明することになると思う )
(補足)
準同型写像Φで
 Im Φ=G’⊇ N’   ⊇{e’} で、
  ↑↓
逆像  G  ⊇Φ-1(N’)⊇kerΦ⊇{e}
という対応関係になる
(簡単のために、G’は有限群とする)
検索しても、良い文献が見つからないので、自分で考えてみると

証明の筋としては、kerΦが正規部分群になることを言って、剰余類群 G/kerΦを作って(kerΦ=Nとして G/N={g1N,g2N,・・・,gm-1N,N} )
{g1N,g2N,・・・,gm-1N,N} の成す商群を考える(mはn!の約数)
第一同型定理より、G’≡G/N(同型)で、
N’の逆像、Φ-1(N’)が群になることを、G/N={g1N,g2N,・・・,gm-1N,N} を使っていう
(実質は、群同型 G’←→G/N:Φ (全単射(又は1体1対応))で終わっている気がする)
あらすじとしては、全単射から、G’={g1’,g2’,・・・,gm-1’,e’} と書けて、商群G’/N’=[g1’N’,g2’N’,・・・,gm-1’N’,N’]を作ると、N’は正規部分群だから任意のgi’でgi’N’gi’-1 =N’を示して
G’/N’=[g1’N’,g2’N’,・・・,gm-1’N’,N’]の逆像で
N’の像Φ-1(N’)が群を成し(結合則、単位元、逆元を示す)、任意のg∈Gに対して、g(Φ-1(N’))g-1=Φ-1(N’)を示す(ここで「gi’N’gi’-1 =N’」を使う)
こんな感じでしょう

途中で、”kerΦが正規部分群になることを言って、剰余類群 G/kerΦを作って”とやっているから、この証明だと、龍氏の動画の証明は循環論法になってしまうのです
なお、「(簡単のために、G’は有限群とする)」としたけど、G’が無限群の場合はどうなるのでしょうかね? よく分からなかったな(^^;

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