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プロ野球の視聴率を語る6834

736 :代打名無し@実況は野球ch板で :2020/07/06(月) 05:04:11.40 ID:OeTe0LQqa.net
うるう人を発明した久米田康治の「かくしごと」のアニメ最終回にインスパイアされて
アニメ全般の最終回の構造について書かれた評論のなかに、
巨人の星の最終回について書かれた部分があったのでコピペしてみる


『巨人の星』は主人公・星飛雄馬が少年から青年になっていく過程を描く教養小説的側面を持つ。
だから各話の趣向も大事だが、同時に飛雄馬の人生という大きな流れをどうまとめるかも重要になってくる。
そして最終回は、敵チーム監督となった父・一徹と飛雄馬の対決という形にそのドラマを収斂させる。
飛雄馬は、父によって野球という呪いをかけられたキャラクターだが、
自ら魔球を開発することでその呪いを内破し、自分という存在をつかもうとあがくキャラクターだ。
一方、一徹は、戦争によって野球を奪われた過去があり、それが息子に野球という呪いを課す原動力となった。
しかし飛雄馬が野球選手として成長していく過程と軌を一にして、彼にも監督という道がひらけ、
一徹は「対息子」という形で野球を取り戻すのである。
そして最後の勝負が飛雄馬の勝利に終わった時、2人を対立させていた野球という呪いから自由になり、
ただの親子として無言のうちに情愛を表現することになる。
原作とも異なり、制作過程でラストが書き換えられるといういきさつのある最終回ではあるが、
「野球を失った男がその夢を息子に託すが、それは息子にとっては呪いでもある」という
本作の初期条件を考えた時、実に見事な大河ドラマの「最終回」といえる。


↑巨人の星をこういうふうに読み取った人って極めて少ない気がするし
とりわけやきう脳は呪いや呪縛について考えたことはないように思う
ある種の憧れだったり理想のように解釈されてるよな

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