個人タクシー言いたい放題―その19

国道７７４号線

>>246
行き先の住所を伝えると丁寧にメモをしていた。カーナビは走行中操作が出来ないので、事前に聞いて後からカーナビにいれるのか、接客の心得が素晴らしいと感心した。
が、運転は荒々しく豪快だった。
運転手が赤信号から青信号に変わるまで、待てないのか、小刻みに、アクセルとブレーキ踏んでを繰り返し、後ろに乗っていた自分はエミネムの如く首を揺らされた。
目的地も近くなり大通りから小道に入るところで、運転手が「あっ、ここ右だった」と言った。
間違えたっぽいが、特にその後に続く言葉はない。
気を遣い「では次曲がれるとこで曲がってください」と伝えた。無言。
するとハザードを出しながらゆっくり進みＵターンできるかどうか探っているいる様子をみせた。
逆車線から次々と車が来る。
Uターンを伺うより先進んだ方が早いので「少し遠回りでいいので曲がれるところを曲がってください」と伝えた。
渋々直進しそのまま３０m程走った。

唐突に「ここでいいですか？向こうの方なんで。お駄賃もここまででいいので」運転手が口を開く。
自分「？？？えっ？？へっ？？」
カーナビを見た。目的地いれてる様子なし。
運転手みる。
あっちの方、と指を差している。
ナビ使えないからただシンプルにメモったのだと気がついた。
そっちか！
運転手が道を間違えて、迷って、謝りもせず、徐行するも、曲がれないから諦めて。
そこで客を降ろすって、、、

新しすぎ。
いいリリック書けそう。
星5！