泣き虫の子（奴）この指とまれ！

大人になった名無しさん

映画「流浪の月」のラスト近くで、多部未華子が大粒の涙いっぱいためて、こぼすまいと必死で目見開いて、相手をにらみつけてるシーン。
スローで見ると、彼女、まばたきで完全に目を閉じてないんだよね。

そういえば、自分も>>46の時、まばたきすると涙がぼろっとこぼれそうで、必死で目を見開いて、相手から視線をそらさずにいたなあ、と。
多分、このシーンの多部ちゃんと同様、真っ赤な目に大粒の涙の滴が溜まってて、必死で結んだ口元の周りにぐっと皺が寄って、ぷるぷる震えてたのかな。
すぐに泣きそう（というか、泣いてる？）とわかる顔だから、相手ははっきり泣き崩した顔見てやろうと、かさにかかって来るよね。

6年生の夏休みの後半は、中学受験でストレス溜めてて、毎日のようにちょっとしたことで泣いた。
たまに叱られる筋合いない、と思って、母親の顔にらみつけて口答えした時は、やはり涙盛り上がって熱くなってる目見開いたまま、言い返したこと数回。
そういえば、多分目を閉じ切らず、下まぶたの縁が痛くなった記憶がある。
こらえきれずに一粒ぼろっとこぼれると、後はぼろぼろぼろっ、結局泣きじゃくってしまったけど。

6年生の時は、Y雄が稀にそんな顔を見せてたかな。
かえって、おーっ、今日は頑張るじゃん、とか、どうせ泣くよね、とか言われて、顔近くでのぞき込まれたり、頬つかまれたりすると、1分ももたなかったけど。
N子は上まぶたがみるみる腫れ上がってかぶさって、細くなった目からのぞく睫毛がひたひたに濡れて、特大の涙がぽろっと滴ってた。
目を見開いたまま頑張る、という表情にはならなかったな。