泣き虫の子（奴）この指とまれ！

大人になった名無しさん

>>37 続き
自分の泣き顔を鏡で見たこと、で思い出した。

6年生の時だったかな。なんか絵画のコンクールに絵を出したけど、審査に落ちて、割と酷評が返ってきたんだよね。
かなり時間をかけた作品で、恥ずかしいけど正直自信作だった。

家族みんな楽しみにしてくれてて、結果に両親は落ち込んでた。
必死でその場では明るく振る舞ったが、1番悔しかったのは自分。声も震えてただろうし、わざとらしいおチャラけが逆に不自然だったと思う。

2階の自室に上がる途中で、一気に涙がこみ上げて、目頭が熱くなった。
階段を上がったところに鏡があるんだが、そこに向き合ったら、もう顔全体が浮腫んでパンパン。真っ赤に充血した目に大粒の涙が膨らんで、表面張力ギリギリ、今にもこぼれ落ちる寸前だった。
唇が大きく歪んでへの字に、それと同時に泣き声が漏れて、低学年の時みたいに止まらなくなった。
同時に、特大の涙が5粒くらい、一気にボロボロ鼻筋や頬に伝って床に落ちた。すごく温かい涙だったな。
｢ふぇぇえぇぇーん…うぇーえぇーん、うぇっ、うぇぇっ…うえぇぇえぇぇー…｣
歯の隙間からしばらく立て続けに泣き声が漏れて、5分以上号泣。
悔しさが次々に大粒の滴になって、服にも床にもポタポタ落ちた。

その後も30分近く、自室で枕に顔うずめてしゃくりあげて、そのまま寝てしまった。

夜中に起きたとき、枕がかなり濡れてたのと、まだ喉の奥にしゃくりあげが残ってる感じもした。
まだ熱い顔を洗いに行って、もう一度鏡と対面。
思ったより跡は残ってなかったけど、目鼻はほんのり赤くて、目の縁に薄く涙が溜まってた。
頬はペタペタして、目尻には白い涙の塩分が…。微熱があるときのように、全体的に少し浮腫んでた。
喉も乾いてて、水が美味しかったな。

普段、なんとなくメソメソ泣くときは涙の量は少なかったから、本気で泣くと始めからこんなに出るんだ、とビックリ。
T君の涙のあふれ方にも少し似てたし。
多分、近所や学校に執拗ないじめっ子がいたら、涙の量が多いのもバレてたかも。