宇宙刑事ギャバン・シャリバン・シャイダーvol.8

どこの誰かは知らないけれど

人気キャラのホモ・レズ化とかレイプシーンを描く同人誌というのはつまり「アンダーグラウンド」な世界で、
僕が興味あるのは本家以上にエンタメ性を増した「オーバーグラウンド」な切り口なんですよ。
「宇宙刑事」三部作は「ウルトラマン」「ゴレンジャー」などのゴールデン特撮ヒーロー番組が
一般人気をも獲得してきた流れの集大成なので、Vシネでチマチマ続編作ってないでちゃんと
「ドラえもん」直後に毎週放送していたエンタメスピリッツで決定版映画を作るべきだと思って企画提案してる訳です。

小林義明監督に替わって「シャイダー」パイロット版（OP・ED・1～2話・バンク特撮監修）を担当した
映画監督・澤井信一郎ｻﾝは前作「シャリバン」を観て監督依頼を一旦断わったという。
子供番組なのにハイレベルすぎて自分には無理だと思ったらしい。
実際「シャイダー」の澤井監督の映像センスは小林監督の模倣でしかなく、
変身シーンやぶった斬りシーンのインパクトの弱さはシリーズ全体に悪影響を及ぼした。
EDの崖の上のシャイダー空撮には度肝を抜かれたが、澤井監督は「責任元は僕ですね」と
曖昧な発言をしているので発案は別人で撮影にも立ち会っていないかも知れない。

とにかく「宇宙刑事」は映画監督でも恐れをなすTVシリーズだったのです。
40周年には森永ｻﾝも60歳になってしまいますから、30周年でやらないと二度と映画化できなくなる。
次世代企画なんか僕が死んでから勝手にやれよ。今やるべき事は「三人の宇宙刑事2015」しかない。
ゴールデン枠で放送できるような映画を目指して。
TVSP「3人の宇宙刑事」のパロディやって喜んでるような映画モドキじゃ話にならない。
公式グラウンドの位置が低すぎてついつい物申したくなる。