バトルフィーバーJその９

どこの誰かは知らないけれど

リアルタイムの印象だと
そのタイトルが『フィーバー』なだけに
「スパイダーマン」に続くアメリカ(的ノリ)ヒーロー第２弾という感じだったかな？
しかし本編を観て、個性を異にする５人組のアクロバティックなアクションとなると
やはり「ゴレンジャー」を連想しなかったわけは決してない。
必殺技が誰か一人の能力ではなく、全員の武器を合わせたペンタフォースというのは
どうしたってゴレンジャーストームやビッグボンバーと同質のものだったし、
主題歌の一節『一人一人は小さいけれど、ひとつになればごらん、無敵だ』というのは
「ゴレンジャー」の『五つの力をひとつに合わせて、叫べ勝利の雄たけびを』と被るのは否定できなかった。

「ゴレンジャー」と並行していた「アクマイザー」や「キャプター」、
他社の「バトルホーク」「バンキッド」などと異なり、
時期を置いての登場だったから、
ある意味では「ザ☆ウルトラマン」や「スカイライダー」のような
リバイバル復活企画だと感じなくもなかった。
これはシリーズ的なものなのだと確固と認識したのは続けて作られたのが
「デンジマン」だったときだな。
版権的なことはよくわからなかったが、
あれをみたらもう「ゴレンジャー」の系譜としか見えなくなった。