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【初心者】キリスト教談話室855【歓迎】

613 :こと:2020/08/01(土) 08:52:20 ID:5BWdmnYR.net
<ドン・キホーテ>

19世紀の解釈はロマン主義によるもので、ドストエフスキーの解釈が典型的である。

彼は『作家の日記』の中で『ドン・キホーテ』を
「人間の魂の最も深い、最も不思議な一面が、人の心の洞察者である偉大な詩人によって、
ここに見事にえぐり出されている」、
「人類の天才によって作られたあらゆる書物の中で、
最も偉大で最ももの悲しいこの書物」(ちくま学芸文庫版、小沼文彦訳より引用)と評した。

19世紀はこのような、ドン・キホーテの感情を尊重した悲劇的な解釈が主流になったが、
現在ではこの見方もP・E・ラッセルなどによって批判されている。

20世紀の文芸評論家ミハイル・バフチンは、
ドン・キホーテをカーニバル文学の大傑作であるとして評価している。
そしてこの文学の系譜を忠実に受け継いだのが、19世紀のドストエフスキーだと述べた。

2002年5月8日にノーベル研究所と愛書家団体が発表した、
世界54か国の著名な文学者100人の投票による「史上最高の文学百選」で1位を獲得した。

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