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苦難のメシア Part3

60 :鳳凰アスカ KoM ◆qEXC5T91OM3i :2012/06/03(日) 23:31:02.28 ID:omEEynz2.net
そうしてもし不幸にして第三次戦争が始まったとしたら、全世界の国という国は右のどちらかに
属している以上、ことごとく捲込まれるのはもちろん、いかなる小国といえども中立は不可能であろう。
としたらこれを想像しただけでも肌(はだえ)に粟(あわ)を生ずるのである。それだからこそ平和運動の
必要もある訳だが、ここで気が付かねばならない重大事がある。

それは何かというとこれらの平和運動によって、鉄のカーテン外の国全部が平和の空気が濃厚に
なるに従い、自然軍備の面が疎かになるに決っている。ところが相手の鉄のカーテン内の各国は
思い通り軍備が充実する事となる以上、イザという場合力ーテン外の国は一溜りもなく蹂躙されるに
違いない。としたらその時はどうなるであろうかを考えて見て貰いたい。恐らく平和主義者の理想などは
たちまち吹ッ飛んでしまい、どんな悲劇が生まれるか分らないであろう。それについても最近の
外国通信によれば、キリスト教中のある一派は、勝敗など全然問題にせず、自分等は絶対
軍備反対であると称し、頑として諾かないので手が付けられないらしい。なる程それも間違ってはいない。
確かに信仰の筋道からいえば本当であるが、といって万一国が滅びるとしたらどうであろう。無論信仰を
続ける事は出来まい。従って右のような極端な非戦主義は戦争敗北主義であり、自殺主義でもある。

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