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カルロス・カスタネダとについて語りましょう

1 :神も仏も名無しさん:2010/01/06(水) 23:10:49 ID:exlvYils.net
ずいぶん昔のことになりますが、よく、カルロス・カスタネダの本を読んでいました。
今思い出してみるとカルトっぽいのですが、それも含めて語り合いましょう。

351 :神も仏も名無しさん:2011/03/26(土) 02:52:50.60 ID:f0MQt+Sf.net
>>350
ありがとう。風邪はまだ全快していませんが、熱が下がりくしゃみも止まりました。
まだ左耳が遠いままですが。

カスタネダの著作が例えフィクションであるにせよ、カスタネダがいろんな密教の書などを
紐解いて物語りを創作したのには相違ないと思います。ゼロからあんな考えが出てくる
物ではありません。

多分に実在したインディアンの話も織り交ぜてあるのでしょう。カスタネダの著作は一種
神智学への挑戦かと思います。

神智学は別名グレート・ホワイト・ブラザーフッドと呼ばれ、白人至上主義を基本として
います。そして黒人や我々モンゴリアンを遅れた人種としています。ところが、カスタネダの
著作はモンゴリアンであるインディアンも悟りの境地に達すれば同じである事を示した事に
大きな意義があると思います。

352 :神も仏も名無しさん:2011/03/26(土) 03:12:15.61 ID:f0MQt+Sf.net
カーリトスも著作の中で所々ドン・ファンを馬鹿にするような言動が見られますが、次第に
ドン・ファンの強烈さに気づいてきて口をつぐんでしまいます。一対一の人間として相対する
には彼は強すぎる人物だったわけです。

それからドン・ファンの最も基本的な教えである「死をアドバイザーとする」という考えはおい
それと受け入れられるものではありませんが、よく考えるとその通りである事を認めざるを得ません。

自分的には最高傑作であると思う「分離したリアリティ」の一節に、「お前の友達は『見る』ことも
せずに死ぬだろう。だから孤独なんだ。彼は自分の生涯でただ歳をとってきただけなのさ、今は
これまで以上に己を憐れんでいるに違いない。成功の後に敗北したから四十年をむだに過ごした
と思ってるんだ。彼には成功することも敗北する事も同じなんだって事が決してわかるまいよ。」

という部分があります。『見る』事は知者になる最終段階で身に付ける技術で、この世を別の仕方
で知覚する方法らしいのですが、それによると見ると全ての物が平等で無になり、しかもそこにある
という状態になるとあります。全然分からないのですが、普通の目で見ると確かに価値に違いがある
物が、『見る』事によって平等になるというのは興味深い事です。

353 :神も仏も名無しさん:2011/03/26(土) 22:36:03.81 ID:e1aCilG/.net
>>348
悟りには二種類あり、感情の爆発か平静の中での理解かと書かれてた。
ドン・ファンが、意志の中心が腹だと言ってるなんて知らなかった。
やっぱり、また何度も読み返してみないと、気付かずに読み飛ばしてるところがいっぱいあるな。
夢が胸から来てるとすれば、人の無意識は胸に通じてるのかな?
集合点の左への移動は、実は繭の中心へと向かってるって言ってたね。

>この世から永遠に姿を消す時です

無限へと滑り出すことね。
ってことは、内側からの炎に焼かれるには肉体が重要になるってこと?
だから肉体を伴って第二の注意力へと入って行かなければならないのかな。

>>349
第一の注意力は、この世界を維持するための力だろうと思うけど、
第二の注意力は、何をするための力なんだろう?
そして第三の注意力は?第四、第五、・・・と続くんだろうか?

各地の瞑想を主体とした行法と呪術が似通った効果があるのはわかるんだけど、
中国で気と呼ばれてるエネルギーやインドのプラーナ、ツボやチャクラと呼ばれるその中枢、
それとカスタネダが提示したものが、どうしても重なり合わないんだ。
まあ、何にせよ実践が足りないせいで体感できないからだろうけど。

武蔵の話は、妹たちの一人が自分の手の後ろに体が隠れてしまったのに似てる。

>呪術もこの「不思議」に相当し、カスタネダがその概要を本で伝えようとして初めから不可能な事に気づいていたのかもしれません

言葉には限界があるからね。それはドン・ファン自身もそのようなこと言ってるし。
でも本を書けと勧めたのはドン・ファンだったよね。

354 :神も仏も名無しさん:2011/03/26(土) 22:38:04.75 ID:e1aCilG/.net
>>351
カスタネダに登場するナワールや多くの呪術師たちは、白人、黒人、モンゴリアン、様々な人種であふれてるしね。
アリス・ベイリーとかも、白人至上主義のようだし。読んだことないけど。
世界の各宗教と神秘学には、それの元となる霊的系譜のようなものが存在してるんじゃないかと思ってる。
だから、地上での各国や人種的な争いは、天上の分裂、分離の表れだろうと考えてる。
それを超えて行かなければ世界の本当の姿はわからないんだろう。

俺はカスタネダは彼の現実を書いただけだろうと思ってるから、創作とは考えてない。
カスタネダには、そんな才能は無いんじゃないかと思ってるからww

355 :神も仏も名無しさん:2011/03/26(土) 22:40:34.79 ID:e1aCilG/.net
>>352
>カーリトスも著作の中で所々ドン・ファンを馬鹿にするような言動が見られますが、

「時の輪」には精神に変調をきたしたインテリと書いてあったw

>それからドン・ファンの最も基本的な教えである「死をアドバイザーとする」という考え

「さほどしっかりとしたものではなくても、ひとたびその前提が受け入れられたなら、そこに ー(中略)ー 一本の橋が差し渡されるように延びて形作られる」
これも「時の輪」から。

>自分的には最高傑作であると思う「分離したリアリティ」の一節に、

俺は一読しかしてない。全部をまた読み返そうと思いながら読んでないorz
初期の作品は構造分析なんてのがあったり、日付が挿入されたりしてた。
それは現代の学問的なやり方に則って書きたかったからだろうと思う。
でも、そんなことは途中から意味のないことだと気付き、どうでもよくなったんだろう。
後半の作品では時系列はばらばらで、初めて出てくる登場人もいるし、前半の人たちのその後は書かれてない。
小説などの創作物であれば、そんな書き方は絶対にしないだろうと思ってる。
読者を混乱させるだけだから。
仮に、そう思わせるのがカスタネダの手段であったのなら、まるで呪術師の所行としか思えないww

>それによると見ると全ての物が平等で無になり、しかもそこにある
という状態になるとあります。

仏教などで言われてる悟りに近いんじゃないかと思う。
言語的、文章的な理解でそう思えるだけなんだけど。
「見ること」が見性であり、一瞥と呼ばれるのが世界を止めることだとすれば、
カスタネダの体系は最初からそれを前提としているものであり、禅や仏教の悟り、
西洋で言われるエンライトなどは、全て集合点によって説明づけられるんじゃないかと思う。
似て非なるものな可能性もあるけど。

356 :神も仏も名無しさん:2011/03/27(日) 02:50:36.31 ID:GI92/HVF.net
「時の輪」は不幸にして持っていません。
Amazonを見たら新品も中古も置いてあるようなので買っておくとしましょう。

>夢が胸から来てるとすれば、人の無意識は胸に通じてるのかな?

ドンファンは8つの点が体の特定の部位に相当すると言っていたけど、本当の所は
分かりません。でも意志がヘソの当たりから出てくる紐のような力である事は間違い
なさそうです。

>第二の注意力は、何をするための力なんだろう?
>そして第三の注意力は?

第二の注意力もこの世を別の形で知覚するためのものだと思います。夢が第二の注意力
であり、眠ったまま起きると第二の注意力が凝縮して分身になるようです。
普通夢はおぼろげな物だと思われていますが、呪術師の世界ではれっきとした現実なん
でしょうね。
第三の注意力は呪術師がこの世から出発する時と、人間が死ぬ時にのみ到達すると
ドン・ファンは言っています。つまりイーグルに食われる寸前に初めて第三の注意力に入る
わけです。

357 :神も仏も名無しさん:2011/03/27(日) 02:58:50.04 ID:GI92/HVF.net
それともう一つ、『見る』事も意志も第二の注意力に属しているようです。
普通第一の注意力が第二の注意力を夢見ると思っているが、ドン・ファンは「奇妙な十字路」
という言葉を用いて、第一の注意力を夢見るのが第二の注意力、すなわち分身だと言っています。

生まれてからしばらくは第二の注意力は十分に働いているが、次第に周囲の人の教育『黒魔術』に
よって、集合点が固定され、第一の注意力だけになるようです。つまり夢とは第二の注意力が先で
ある事を示す痕跡のような物なのでしょう。

シルビオ・マヌエルやオリンダ、キャロルなどの多彩な系譜の血統の人達が出てくる事から、確かに
呪術師の流れは生まれではなく、4分割されたナワールにあるようです。

神智学には7つの光という概念があり、これは何かと言うと、悟りに達してもうこの世に産まれ来る
必要の無くなった人の前には七つの道が開ける事になっています。そのうちの一つがこの世に留まって
これから発達してくる魂を助ける道というのがあるのですが、師というのはこの世に留まって次世代の
ナワール集団を育ててからこの世から出発します。

358 :神も仏も名無しさん:2011/03/27(日) 03:11:37.05 ID:GI92/HVF.net
「世界を止める」方法をドン・ファンは非常に奇妙な方法で説明しますが、なかなか
カスタネダに伝わっていかない所にノンフィクション性が現れているように思います。

ドンファンは「それを言葉にするのは無理なんだ」とか「お前の考えとは合わんのだ」とか
言い、「実践する事でしか身に付かないと言ったろう」と何度もカスタネダを叱責します。
ここで力の草が登場するのですが、これは知っての通りニューエイジ・ムーブメントの中で
麻薬や覚醒剤の濫用へとつながってしまい、正しい知識を持った師の元で使わないと
単なる幻覚剤にしかならない事がはっきりしています。

麻薬や覚醒剤は全世界で禁止されてしまい、今では偶然ワライタケを食べてしまうとか
でないと口にする事も出来ませんが、ドン・ファンはこれを精神拡張剤と考えていたようで、
ペヨーテ、ロフォフォラ・ウィリアムスィ、プシロシベ・メヒカーナなどの幻覚植物を使ってカス
タネダを懲らしめますが、もしドン・ファンがいなかったら、カスタネダは廃人になるか死んで
いた事でしょう。力の草はまさしくブルホにしか正しく使いこなせないようです。

『見る』と世界はどのように見えるのでしょうか?すごく興味はありますが、いずれ私も魂が
発達して自然と『見る』時がいつか来るでしょう。


359 :神も仏も名無しさん:2011/03/27(日) 03:14:33.67 ID:GI92/HVF.net
あ、ペヨーテとロフォフォラ・ウィリアムスィは同じ物のようです。
この他にダツラ(チョウセンアサガオ)を使っていましたね。

360 :神も仏も名無しさん:2011/03/27(日) 18:01:02.09 ID:0/J2dFIn.net
>>356
「時の輪」は「沈黙の力」までの抜粋をまとめたものだけど、各章に解説が書き下ろされてる。
訳者も違うので他の本から抜き出されたものも、別物として感じられる。
ただ、黒魔術で思い出したけど、前後の文脈が省略されているだけに、明らかな誤訳もある。

俺が疑問に思うのは再生誕や転生と言われてるものなんだけど。
カスタネダでは、それらは完全に出てこないみたいだけど、オカルト、宗教などでは当然のように言われてる。
嘘や間違い、あるいは方便として切り捨てるのは簡単だけど、自分としては納得がいかない。

>>357
七つと言われると、七つのボディと、その七つのチャクラシステムを連想してしまうんだけど、
「夢見の技法」の中では夢見には七つの門があると出てくる。
本の中では第三の門までしか言及されてないみたいだけど、神智学の七つの光、七つの道と何か関係あるんだろうか?

>>358
カスタネダの本が正当な評価を得られないのは、幻覚剤の使用と共に、ニューエイジ思想の中で、もてはやされたからかもしれないと思ってる。
「時の輪」の中では、ドン・ファンがインディアンの呪術師として振る舞ったのはカスタネダをつなぎとめるためだけだったと言ってるし、
そんなインディアンのシャーマンとして多くの人たちが思い浮かべる話を、ただの馬鹿話と言っている。

>『見る』と世界はどのように見えるのでしょうか?すごく興味はありますが、いずれ私も魂が
>発達して自然と『見る』時がいつか来るでしょう。

エネルギー体は、いつでも見ているらしいね。
見ることはさほど難しくなく、見ることで何をするかが重要だと言ってるよね。
まあ、俺には難しいけど。

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