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「無免許運転見た」うそ報告　長野、警官２人書類送検

2019年2月1日 23時31分

長野県警は１日、うその捜査報告書を作成して提出したとして、虚偽公文書作成・同行使の疑いで、県内の警察署地域課に勤務する男性警部補（５３）と男性巡査長（３１）を書類送検した。
警部補を減給１０分の１（１カ月）、巡査長を戒告の処分とし、２人は同日付で依願退職した。

県警によると、昨年１２月中旬、無免許運転の可能性があるとみて追っていた人物が県内の店舗駐車場で軽乗用車から降りるのを目撃。
運転しているところは見ていないのに、警部補が目撃したことにしようと持ち掛け、巡査長が捜査報告書を作成した。

提出を受けた署の交通課員が矛盾に気付いた。２人は「早く検挙したかった」と説明したという。うそ発覚後、県警交通指導課がこの人物を捜査して無免許運転を確認、１日に道交法違反の疑いで書類送検した。

熊谷猛彦監察課長は「事件の発表ではなく、あくまで処分の発表。捜査内容は話さない」として、２人が目撃したとしていた場所や日時など、処分理由に関わる詳細を明かさなかった。
（中日新聞）