アメリカンスポーツを語ろう　2本目

577 ：名無しさん：2024/02/17(土) 05:35:22.61 ID:y+lY6AEYH.net

佐々木麟太郎くんがスタンフォードに入ったことについてハーバード卒の日本人のバイオリニストが自分の元同級生の例を挙げて野球ができるからでは無い、とコメントしたそう

野球「だけ」でスタンフォードがアクセプトしないのは確かだ
しかきアスリートの待遇や学生生活についてハーバードとスタンフォードを同列に語ることもできない
決定的な違いはハーバードを含めたアイビーリーグはアスレチックスカラシップを発行しないことをルールに明記してあること
このルールのためにフットボール、バスケ、野球などのメジャーなチーム競技で全国的に評価されたエリートアスリートがアイビーリーグに来ることは非常に稀で学生はあくまで勉学が本業とされる
(アイスホッケーはボストンの地域性からこの例外、またフィギュアスケートなどの個人競技だとアイビーリーグに来る)

一方スタンフォードはアスレチックスカラシップを出すのはもちろん今年までのパック12から来年はビッグ10に移るなどバリバリのスポーツビッグスクール兼ビッグビジネスなので、その選手たちに求められるのはまずスポーツとなる

そもそもアスレチックスカラシップを受け取るには普通の学生とは異なり競技での実績が最大の選考基準となる
但しスタンフォードのような大学に入るのには一定の学力が必要
ここで面白いのは一昨年まで入学選考のために必要だった全米統一試験SATの点数がコロナ禍の影響でスタンフォード含めてほとんどの大学でオプショナルと言えば聞こえはいいが事実上の廃止になったこと
それまではこのSATの得点が足りなくてアスリートがエリート大学に入れないのが普通だったか、現行では高校のGPAだけが数値で示される入学選考基準となった
もちろん高校によってレベルは雲泥の差があるし特に日本の高校である花巻東をアメリカと比べるのは困難だったはず
佐々木くんのような英語圏外からのアプリカントにはこれらにTOEFLの点が加わるがスタンフォードがアクセプトしたと言うことは良い点を取れてたはず