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【京都】「国宝級」藤原定家直筆の古今和歌集の注釈書、冷泉家の蔵から見つかる…推敲の跡も生々しく [樽悶★]

651 :608:2024/04/21(日) 01:01:59.54 ID:wQ58s16X0.net
「写本」であっても(原本が無ければ)価値は、当然、ある。
しかし、原本が存在する場合には「本人の自筆」と「他人の転記」の間で、
その価値について決定的な差がある。

「本人の自筆」が持つ「決定的な価値」について、良い例として、
芭蕉の「奥の細道」について書く。
「奥の細道」は、写本がゴマンと存在するが信用に足る本は少ない。
しかしその一方で「有力な資料本」が3冊存在する。
「有力な資料本」とは「芭蕉の手と目」が入っている、ということだ。

(その1・中尾本)芭蕉自筆本 1996年発見→学会発表
名前の通り、芭蕉が「奥の細道」のために書き溜めた原稿である。
しかし、文章を散々に手直ししたので9割程度の完成段階で
「とても汚い書き入れ」になった。そこで、

(その2・曽良本)中間清書本 1950年発見→1951年学会発表
これは写本である。
芭蕉の弟子の中で字が上手い人間(氏名は判らない)が、上記(その1)を見て、
一旦、中間的な清書をした。
そして、芭蕉はあらためて、その本に更なる修正を加えた。
細かい箇所を数えれば200ケ所くらいある。
修正は文章にとどまらず「句」もズタボロに修正した。
修正だけでなく「こりゃ、ダメだ」とばかり「バッサリと抹消」した「句」もある。
修正が終わったので(終わったと言っても、まだ怪しい箇所は残っていたが)、次の段階として、

(長文になるので、ここで一旦レスする)

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