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【社会】「おじさん嫌い」の時代、嫌われたくない40代男性の悲哀と“あきらめの境地” [七波羅探題★]

1 :七波羅探題 ★:2023/05/27(土) 07:25:34.08 ID:Ecn7Jvzy9.net
(前略)
● 少しでもモヤっとされれば「働かないおじさん」にカテゴライズ
まず、中年男性に向かって悪意を込めて「おじさん」と呼びかけること、および「おじさん」だからといってバカにすることを、ここでは便宜的に「おじさんハラスメント」、略して「おじハラ」と呼ぶ。

昨今は人間の営み全てに「ハラスメント」が付きうるハラスメントブームであり、「ハラスメント・ハラスメント」、略して「ハラハラ」なる語も出てきているくらいだから、「おじハラ」をその一座に加えたところで、さして問題はないだろう。

なお、年齢に関連したハラスメントに「エイジハラスメント」があるが、おじハラは「おじさん」という語にのみ反応する、より局所的センサーを持つことにする。

まず、「働かないおじさん」は元々、特に後輩・若手から憎まれて仕方のない構造の中にいる。勤続年数が長いほど給料が良くなる風土が根強い日本では、「いかに手抜きできるか」しか考えていないような中年男性の勤め人であっても、会社からその存在を許されている。その「働かないおじさん」も、実は昔は輝いていて、今の会社を作ってきた功績はあるかもしれないのだが、若手が現在の彼らを見て「自分より仕事をしていないのに自分より給料がいいとは何事か」と憤慨するのは当然である。

たしかに、本当の本当に働かない「働かないおじさん」というのもいる。

しかし、「働かないおじさん」という語が広くシェアされるようになってから、「全力では働かないおじさん(言い換えると、まあまあ働くおじさん)」や、「要領がちょっと悪いおじさん」など、若手を少しでもモヤッとさせる要素を持つおじさんたち全てが、片っ端から「働かないおじさん」にカテゴライズされそうになったり、ともすれば「おじハラ」を受けそうになっているのは、悲しい。

しかしそれも、前述の通り、年功序列が強い日本の会社において「おじさんは憎まれやすい」ことに端を発した流れである。

● おじさんが疎まれやすい理由
そもそも、「働かないおじさん」に限らず、「おじさん」という生き物は社会の中で疎まれやすい存在である。

下記は非おじさん勢による、おじさん一般に対する世間的な批評・感想である。真偽は別として、このようなネガティブイメージを持つ人がいるのは事実だろう。

・加齢による前頭葉の萎縮で理性が低下し、ダジャレなどを我慢せず連呼する。
・老化の入り口に立ちつつも若者ばりに精力的で、生き物としてチグハグで不気味である。
・体毛がやけに発達して不気味(鼻、耳、眉など)。
・独特のにおいを放つ。
・成熟した部分(性格や仕事における技能など)と、それに対するプライドを持ちつつ、幼児性も同居させているので、取り扱いが繊細で面倒。
・社会的に影響力のある立場にいることが多く、そのせいで煙たがられやすい(上司が語る武勇伝の迷惑さもこれに属する)。
・一昔前までは「自分は偉い」の前提で振る舞うおじさんがとても多かったので、それに対する非おじさん勢の社会的な反発がまだ残存している。
・家族の中で「父親」というポジションは打倒の目標となりやすい(フロイトの夢判断と相まってか、現代の夢占いでは「父親を殺す夢」が自立を表す夢として紹介される。つまり、夢でポピュラーに殺されるくらい父親〈おじさん〉は打倒される存在ということである)。
 
これらが折り重なって、「忌むべき存在――おじさん」(以下「忌みおじ」)のイデオロギーを形成している。

また、セクハラを告発されたり、性加害で逮捕されたりするおじさんが定期的に発生することにより、おじさん一般への社会的信用度はさらに降下の一途をたどっている。セクハラおじさんが「忌みおじ」イメージの強化を図るのである。このあたりは、ごく一部のマナー悪い喫煙者が、喫煙者全体のイメージを悪化させている図に似ている。

おじさんたちは、自分たちが世間からそう評価されているのを知っている。ともすれば自分がダークサイドに堕(お)ちて、まさに「忌みおじ」の一味に加わりそうな危険を、日夜肌で感じているのだ。

※全文は出典先で

DIAMOND, INC.
2023.5.27 5:05
https://diamond.jp/articles/-/323552

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