2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【アメリカなら平均年収1300万円】日本の薬剤師、“6年かけて大学卒業”の割に「報われない給与額」★2 [ガムテ★]

187 :ウィズコロナの名無しさん:2023/02/05(日) 18:04:22.59 ID:xwYjN7Fc0.net
中流から下流に転落する人たちの不安 ~「真のセーフティネット」とは何か~ Vol.65

米国では、特に医療と介護に関しては下流老人よりも中流老人の方が大変だ。
貧困層は公的医療扶助の「メディケイド」を使えば医療と介護をほとんど無料で受けられるが、中流層は自分で民間保険に入るか、職場で保険にかけてもらわなければならない。

サンフランシスコの貧困地区に住む白人男性のラリーさん(仮名 68歳)もその1人だ。
彼は証券会社で十数年働いた後、自分で株取引をやって大儲けをし、60万ドルくらい貯金を持っていた。
しかし、50歳を過ぎて心臓病と糖尿病を長く患い、医者と保険会社の言われるまま治療を受け続けた結果、貯金を全て使い果たしてしまったという。
そして彼はアパートを追い出され、貧困地区にある「SRO」と呼ばれる独居者専用住宅に移った。
彼は貯金を全て失い、月980ドルの年金収入だけになり、貧困層に転落した。
それ自体は悲しいことだが、逆にそれによって得たものもあるという。
政府支援の安い住宅に住めることと、メディケイドによって無料で医療を受けられるようになったことだ。

メディケイドは連邦政府と州政府が共同運営する公的医療扶助で、収入や資産が少ない低所得者や高齢者、障害者などに医療費を援助する制度だ。
医療保険ではなく医療扶助なので、利用者は保険料を払う必要はない。所得レベルによって診療費・薬代が全額無料になったり、一部自己負担になったりする。
ラリーさんは貧困レベルの収入しかないので、糖尿病の診療は薬代を含めほとんど無料で受けている。
しかもこれからもっと歳をとって体が不自由になれば、公的在宅支援サービス(IHSS)や介護サービスも無料で受けられる。

ここで、よく考えていただきたい。
貯金や家を失って下流に転落した人が最低限の支援を受けられる体制(真のセーフティネット)が整っているということは、中流老人にとっても下流老人にとっても大きな意味を持つのではないかと私は思う。
日本には皆保険や公的介護保険があるにもかかわらず、下流老人や下流に転落しそうな人の多くが生活苦の不安やストレスで追いつめられてしまっている。

https://project.nikkeibp.co.jp/atcl21f/gdn/yabe/2016060201/?P=3

総レス数 1002
225 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200