【社会】イチバン「北海道で一番開かない踏切」…国土交通省の「改良すべき踏切道」にも指定 [上級国民★]

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HTB北海道ニュース

イチバン「北海道で一番開かない踏切」…国土交通省の「改良すべき踏切道」にも指定
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20211215-00000011-htbv-hok

　水曜恒例のイチバンは「北海道で一番開かない踏切」です。

　一体どれくらいの時間踏切が閉まっているのか、調査してきました。

　【森唯菜アナウンサー（以下森唯Ａ）】
　「（午前）６時４５分です。きょうも結構早いですね・・・」

　まずは今回もテーマを当てるところからスタートです。

　【ディレクター（以下Ｄ）】
　「もう見えてると思いますが」

　【森唯Ａ】
　「ぽいなとは思いました。普通の踏切ですよね／ここ通って私たち来ましたけど、特に何も感じずに来ました…あっ！強いて言うなら、ちょっと長いなあって思いました。」

　そうなんです！ここは遮断機が下りている時間が北海道で一番長いいわゆる「開かずの踏切」なんです。

　ＪＲ札幌駅と苗穂駅の間に位置する「東９丁目踏切」は国土交通省の「改良すべき踏切道」にも指定されています。

　それでは、実際に朝のラッシュ時間帯で１時間あたり一体どれくらいの間、遮断機が下りているのか、調査してみることに。

まずは唯菜さんの予想から…。
　【森唯Ａ】
　「５分！」

　【Ｄ】
　「じゃあ実際に計ってみましょう。」

　午前７時。

　遮断機が完全に下りた状態から計測スタートです。

中略
　【森唯Ａ】
　「一時間経ちました！そのうち閉まってたのが４０分！半分以上閉まってました／２５分はいき過ぎたかなと思ってたのに、それを大きく超えてきたので予想外でした。」

　この日は午前７時から８時までの１時間で踏切が閉まっていた時間は実に４０分。

　遮断機が下りた回数は１４回でした。

　この踏切をよく利用する人たちに話を聞いてみると…

　【週４で利用する女性】
　「長いです／（待ってる間）早く開かないかなとか、う回路できないかなとか思ってます」

　【近隣住民】
　「ここの近くの住民の人は、みんなここ渡ってくるので。多少の（待ち）時間は仕方ないなと。」

　そんな長年にわたって多くの歩行者や車を足止めしてきた「開かずの踏切」ですが苗穂駅周辺の再開発をきっかけに再来年３月までに閉鎖されることが決まっています。

　【札幌市地域計画課上田さおり課長】
　「踏切の中に人や車が閉じ込められて電車をとめてしまったというケースが年に何回かあったと聞いています／危険な踏切ということで、ここは閉鎖しましょうと」

　現在、札幌市はこの踏切から北ガスアリーナに抜けるおよそ６００メートルのう回路を整備中です。

　そのう回路が完成次第、「開かずの踏切」も閉鎖されそれ以降、歩行者は苗穂駅の空中歩廊か踏切からおよそ３００メートル西にあるアンダーパスを行き来することになります。

　【札幌市地域計画課上田さおり課長】
　「もともとは、ＪＲがあったために、南と北の交流がなかなかしづらいというような状況がありまして、それで地域の方が立ち上がって、南北の連絡通路ですとか、駅の橋上化とか、そういったことがきっかけで、この苗穂のまちづくりっていうのがはじまっています」

　【森唯Ａ】
　「変わっていくのは寂しい反面／こうやって色んな人がマチを歩くようになったり」

　【上田課長】
　「そうですね。新しい交流もできますので、是非そういった形でみなさんでいい街にしていければと思います」