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【考古学】海の倭人「海人(あま)」はどこからやって来たのか 幻の大陸スンダランドからやってきた海人たち [ごまカンパチ★]

374 :ニューノーマルの名無しさん:2021/05/15(土) 05:25:26.30 ID:Ib5JgGaV0.net
「大ざっぱにいうと、大半の古墳人は、渡来系弥生人と古墳時代以後の日本人に類似する特徴を多かれ少なかれ持っている。
たとえば、古墳人の頭蓋・四肢骨の計測値は、ほとんどすべて縄文人と現代人の中間に入るが、鼻根湾曲示数・歯槽側面角・大腿骨の中央横断示数・身長などでは縄文人より現代人、さらにはそれ以上に渡来系弥生人に類似する。
また古墳人の顔面平坦度示数は縄文人・現代日本人より小さく、北方モンゴロイド(ナナイ・ニヴフなど)や渡来系弥生人に近い。」
池田次郎『日本人のきた道』(朝日新聞社、1998)278頁から)

さらに池田は、頭蓋計測値を基に列島を9地域に分けて、その地域性を述べる。
その際、古墳人の集団を三群にわけている。

第一群…畿内
第二群…南九州、西九州、北陸
第三群…南近畿、四国、東中国・西近畿、西中国・北東九州、関東・南東北

第一群は畿内古墳人で「高顔と平坦性が古墳人のなかでもっともいちじるしく、身長ももっとも高いなど、渡来系古墳人のなかでも渡来形質がとくにきわだっている」
また「短頭性がもっとも強いが、この頭形は弥生時代に出現し、古墳時代をへて現在までうけ継がれている畿内人の地域的特性」としている。

第三群のうち「北東九州・西中国古墳人」は「頭蓋・四肢骨すべての特徴で、北部九州・山口の渡来系弥生人にもっとも近い。」
また、南九州・西九州古墳人は「縄文人的特徴への傾斜を示す」などなど


各地の古墳時代男性頭骨の弥生・縄文判別関数値
(池田次郎・京都大学名誉教授による)
+2.12…畿内
+1.47…南近畿
+1.08…四国
+0.76…東中国・西近畿
+0.70…西中国・北東九州
+0.51…関東・南東北
+0.40…北陸
-0.87…南九州・西九州
※+は弥生(朝鮮)側、-は縄文(アイヌ)側

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