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【地域】神奈川県民がよく降りる相鉄線“ナゾの途中駅”「二俣川」には何がある? [砂漠のマスカレード★]

3 :ニューノーマルの名無しさん:2021/02/24(水) 07:23:42.97 ID:UDORULBN0.net
坪単価4700円程度の雑木林だった
 この免許センター、いったいいつ頃できたのだろうか。答えは昭和30年代末期だ。それ以前のこの一帯は、特に目立ったものは何もない丘陵地の雑木林だったという。ところが、1958年から翌年にかけて、神奈川県がこの付近一帯をまとめて買収したのだ。戦後の復興と経済成長に伴って、飛躍的に人口が増加。それに対応して公共施設を集約すべく、横浜の中心部から少し離れた丘陵上の二俣川の雑木林に白羽の矢を立てたのだ。

 いかにその当時の二俣川が何もなかったのか。それは、県の用地買収価格が坪単価4700円程度だったということからもよくわかる。それが1972年になると坪15万円までに高騰したのだ。所得倍増計画の真っ只中、つまり物価が右肩上がりの時代だったとはいっても、さすがにこれだけの地価高騰はスゴい。二俣川は、この時期に発展の足がかりを掴んだのだ。そうして、二俣川に免許センターが誕生した。以降、二俣川駅の周辺は一気に宅地化が進み、横浜郊外のベッドタウンに変貌したのである。

相鉄線と知られざる見どころたち
 運転免許センターから駅への帰り道は、“近道”を歩いた。最初は駅前を見下ろすような丘の上を歩く。その周りはごく普通の住宅が軒を連ね、徹底的なまでの住宅地だ。少しずつ坂を下り、下りきったところで商店街に出る。その商店街をまっすぐに抜けると再び二俣川駅である。

 二俣川駅から都心までは、もちろんJR直通線に乗って。こうなると、相鉄沿線の人たちは横浜駅に立ち寄らずに東京都心に出られてしまう。乗り換えなしで都心に戻れるのは意外と便利だ。が、同時に東京メトロ副都心線開通で東横線ユーザーが渋谷駅で乗り換えることがなくなって渋谷の地盤沈下が……などと言われたことを思い出す。果たして、横浜駅はどうだろうか。まあ、横浜は相鉄とJR以外にも京急や東急があるから大丈夫ですかね。

 そんなわけで、二俣川駅の旅は終わりである。


 相鉄線沿線、実は他にも知られざる見どころがある。マッカーサーがコーンパイプをくわえた厚木基地も相鉄沿線だし、横浜駅から西谷駅までの帷子川沿いの住宅街はかつて世界に名を轟かせた“横浜スカーフ”の捺染工場が建ち並んでいた元工業地帯。今はその面影はなく、染料で汚れていた帷子川も今や釣り人までいるほどになった。そんな相鉄沿線のいくつもの楽しみを、拙著で少しでも感じていただければ……

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