【6万円】緊急事態宣言「解除」の栃木県、解除とともに“協力金なし”に不安の声 [記憶たどり。★]

記憶たどり。 ★

https://news.yahoo.co.jp/articles/760a740224dc0614810a2a3cfca16d7f5526857e

唯一、緊急事態宣言が「解除」される見通しとなっているのが、栃木県です。

感染状況が落ち着いてきたためですが、地元の観光業界は手放しで喜べないといいます。

■観光客“9割減”…人少ない塩原温泉

県内有数の温泉地、塩原温泉。
例年であれば、スキー客などでにぎわう時期ですが、街に人の姿はまったくありませんでした。

塩原温泉観光協会の相田公司事務局長は「例年から比べて、オーバーかもしれないが、
（観光客が）9割ぐらいは激減している状態」「初めてと言っていいくらい、人が少ないような現状」と話します。

現在、周辺の宿泊施設のうち、約7割から8割が休業や週末のみの営業などを強いられているそうです。

相田事務局長は「メインが首都圏の客ということで、観光客が戻ってくるのは、
首都圏などの緊急事態宣言が解除にならないと、まだまだ観光業界は厳しいのではないか」とも話していました。

■解除とともに“協力金なし”に不安の声

宇都宮市にある「来らっせ本店」は、名店の餃子が一度に味わえることから、観光客に人気ですが、
やはり東京などの緊急事態宣言が解除されなければ、厳しい状況が続くといいます。

宇都宮餃子会の鈴木章弘事務局長は、「今（売り上げが）4割減から5割減くらいまで落ち込みを見せ始めているので、
ここからどこまで落ち込んでしまうか不安」と話します。

緊急事態宣言が解除されると、今支給されている一日6万円の協力金がなくなるため、店舗からは
「さらに苦しい状況に追い込まれるのでは」と、不安の声が上がっているということです。

鈴木事務局長は「できれば協力金という形を継続させてもらって。まだ感染拡大を引き止めるという努力をする
段階なのではないか」とも話していました。