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【環境】科学者たちが「雨が降ると川のギンザケが大量死する」という謎を20年かけて解き明かす情熱の物語 タイヤ風化の化合物 [納豆パスタ★]

1 :納豆パスタ ★:2020/12/19(土) 07:15:23.97 ID:cgAE45DI9.net
科学者たちが「雨が降ると川のギンザケが大量死する」という謎を20年かけて解き明かす
GIGAZAINE 2020年12月18日 06時00分
https://gigazine.net/news/20201218-mass-coho-salmon-deaths-mystery/
長文なのでリンク先記事を読んでください。

https://i.gzn.jp/img/2020/12/18/mass-coho-salmon-deaths-mystery/00_m.jpg
by Bureau of Land Management Oregon and Washington
https://i.gzn.jp/img/2020/12/18/mass-coho-salmon-deaths-mystery/03_m.jpg
by California Sea Grant

北部太平洋地域に生息するギンザケは淡水の川で生まれ、
1〜2年を川で暮らしてから海に下り、
産卵する時期になると再び河川に戻ってくる降海型の魚です。
アメリカ・ワシントン州で発生した
「雨が降ると河川のギンザケが大量死してしまう」という謎を調査した研究者らが、
およそ20年越しにその原因を突き止めました。

A ubiquitous tire rubber?derived chemical induces acute mortality in coho salmon | Science
https://science.sciencemag.org/content/early/2020/12/09/science.abd6951

Tire-related chemical largely responsible for adult coho salmon deaths in urban streams | WSU Insider | Washington State University
https://news.wsu.edu/2020/12/03/tire-related-chemical-largely-responsible-adult-coho-salmon-deaths-urban-streams/

Scientists solve mystery of mass coho salmon deaths. The killer? A chemical from car tires
https://phys.org/news/2020-12-scientists-mystery-mass-coho-salmon.html

How Scientists Tracked Down a Mass Killer (of Salmon) - The New York Times
https://www.nytimes.com/2020/12/03/climate/salmon-kill-washington.html

降海型の魚であるギンザケは産卵時に河川へと戻ってきますが、
河口の縮小やダムの建設といった環境の変化により、
ワシントン州・シアトルでは個体数が減少していたとのこと。
そこで2000年ごろにシアトルの当局者らが
ピュージェット湾沿いの河川を修復するプロジェクトに数百万ドル(数億円)を費やし、
植生を復活させて川底の泥を減らした結果、
ようやくギンザケがシアトルの河川に戻ってきました。

しかし、周辺地域で雨が降った後に河川のギンザケは泳ぎ方がおかしくなり、
半数以上が死滅してしまったとのこと。
一部の河川では実に90%ものギンザケが大量死したそうです。
この奇妙なギンザケの大量死は太平洋沿岸の各地で報告されており、
生物学者らはその原因を突き止めるための調査に乗り出しました。

写真の左が研究チームの一員でワシントン大学の環境工学者である
Edward Kolodziej准教授、
右がワシントン州立大学のJenifer McIntyre助教授。M
cIntyre氏はこれほど大量の魚が死亡する事態は驚きだったとして、
「調査初期の数年間、私たちは大量死の原因が何なのかについて激しく議論しました」
と述べています。
https://i.gzn.jp/img/2020/12/18/mass-coho-salmon-deaths-mystery/04_m.jpg
by Mark Stone/University of Washington

調査チームはギンザケが死んだ都市部の河川における水中の金属濃度や化学物質、
水温について調査しましたが、
明確な手がかりは得られなかったとのこと。
また、ギンザケが死んだ状況は酸欠のように見えたものの、
水中の酸素濃度が低いということもなく、
感染症や農薬が原因という説も否定されました。

数年間にわたり大量死が起きた河川と起きなかった河川を比較し、
「雨が降った後に大量死が発生する」といった状況を考慮した研究チームは、
「道路上の物質が雨水で河川に流れ込んだことが原因ではないか」という仮説を立てました。
この仮説を確かめるため、研究チームは車に使われる重金属やモーターオイルなど、
道路上に広がる可能性がある化学物質を含む水にギンザケをさらすテストを実施。
ところが、これらの物質が高濃度で含まれた水にさらされてもギンザケは死ななかったそうです。

そこで研究チームは実験的な環境ではなく、
実際に道路から洗い流される雨水を採取して同様の実験を行いました。
すると、ギンザケは河川で見られる大量死の時と同様の症状を示して死んでしまったとのこと。
(続きは記事リンク先へ)

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