【コロナ不況】消えた酔客「店が持たない」　東京の繁華街閑散、飲食店悲鳴　新型コロナ

砂漠のマスカレード ★

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、平日の夜間や週末の外出自粛が呼び掛けられた首都・東京。

普段は仕事帰りのサラリーマンでにぎわう金曜の夜、東京・新橋の繁華街は閑散としていた。
「商売上がったりだ」「これが続いたら店が持たない」。飲食店関係者からは悲鳴が上がった。

27日午後6時、JR新橋駅前には仕事を終えて帰宅するとみられる人たちが多く行き来していた。
飲食店の従業員が「割引してますよ」「いかがですか」と声を掛けるが、ほとんどが見向きもせずに改札へ。
「そっちはどう？」「全然入ってないです」と客引き同士でぼやく声も聞こえた。

普段は満席のことが多い老舗の居酒屋も、埋まっていたのはテーブル一つのみ。「先月からずっと客が減ってますが、今夜は特にひどい。
周りの店もみんな静かですよ」と男性従業員が首をすくめた。周囲では、小池百合子都知事が外出自粛を呼び掛けたことを受け、週末にかけて臨時休業にした飲食店もあった。

特に客が少ないのがすし店とカラオケ店。大手すしチェーンの店は1階フロア全体が無人で、カラオケ店も軒並み受付に客の姿はなかった。
対照的に、ニンニク注射が人気のクリニック前にはマスク姿の客が路上にあふれるほど並んでいた。

駅前の路上でキャバクラ店の呼び込みをしていた男性従業員は「ふだん10組に声を掛けたら2組は興味を持ってくれるけれど、きょうは全然だめ」と困り顔。
「高価な食材の仕入れがある飲食店はうちよりもっと厳しいと思う。客が来なければ捨てるしかないし、テナント料と人件費は出て行くばかり」と話し、こう続けた。
「このまま自粛が続いたら、来年にはこの辺の店が半分になっているよ」。　

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000043-jij-soci
3/28(土) 13:32配信

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