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【香港加油】偽ニュースが分断深める−香港の人々はテレビよりネットを信頼

1 :豆次郎 ★:2019/11/13(水) 14:00:15.00 ID:r9/Pny0e9.net
11/13(水) 13:52配信
Bloomberg
偽ニュースが分断深める−香港の人々はテレビよりネットを信頼

(ブルームバーグ): 香港の大学生、周梓楽さんが4日に駐車場から転落してすぐ、さまざまな話がオンライン上に広がった。

近くでデモ隊を催涙ガスで排除していた警察が周さんを追跡したとか、周さんを押したとかの情報がチャットグループ投稿やソーシャルメディアで拡散。警官が救急車を妨害して周さんの救命処置を遅らせ、救えるはずだった命が8日に22歳という若さで亡くなったとも記されていた。

こうした言い分は立証されていない。警察は追跡中だったとの情報を否定し、英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)など香港主流メディアは周さんが転落した状況は不明だとしている。11日には周さんの死を悼むため集まった数百人が警察ともみ合う中で、参加者の1人が警官が発砲した実弾を受けて重傷を負った。

反政府抗議行動が23週にわたり続く香港では、政治的立場を異にするそれぞれの陣営からオンラインを介して発せられるうわさやフェイク(偽)ニュース、プロパガンダ(宣伝工作)があふれている。対立をあおるレトリックが不信と暴力を激化させ、危機解決を一段と難しくしている。デモの影響で香港経済はすでにリセッション(景気後退)に陥り、アジアの金融センターとしての香港の地位には疑念が浮上した。

香港大学ジャーナリズム・メディア研究センターの鍛治本正人准教授は、世論を二極化させるため偽情報は自己増殖すると指摘した上で、こうした分断の和解がもはや不可能な地点に達することを懸念していると述べた。同准教授はここ7年ほどフェイクニュースの研究を行っている。

疑わしい情報の拡散と同時に見られるのが、かつて信用されていた香港の公的機関に対する信頼性の低下だ。香港民意研究所によれば、香港住民の80%近くが政府の能力に不満を抱き、その割合は1年前の40%から急増。林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官を信頼しているのはわずか1割強で、警察に満足しているのは人口の半分にすぎない。

香港にはフェイクニュース法はないが、李家超保安局長は「現実世界の法律の大半はオンラインの世界に適用できる」と今月発言。香港の高等裁判所は10月、テレグラムやLIHKGを含む人気のプラットフォーム上で暴力を誘発するインターネット投稿を「発信あるいは配布、出版、再出版」することを全ての人に禁止する差し止め命令を出した。

香港民意研究所によると、現在は人口の4分の3がインターネットからニュースを得ている。2016年は48%だった。今年8月時点で、3分の1の人々が最も信頼できるニュースソースはインターネットだと回答。同研究所が1993年にこの問題の調査を開始してから、初めてインターネットがテレビを上回った。

最近では15歳の少女、チャン・インラムさんの遺体がビクトリアハーバーで見つかり、オンライン上で論争が展開された。10月の発見時、遺体は裸だったが、警察は明らかな自殺だと断定。一部の抗議参加者は香港警察もしくは香港政府当局者、中国政府が抗議活動に参加したチャンさんを殺したと主張。チャンさんが通っていた学校のガラスの扉を破壊し、壁に落書きをしたデモ参加者もいた。

街頭でチャンさんのために設けられた追悼スペースの脇で抗議のチラシを配っていた香港大学1年の男子学生は「もっと平穏な時期なら、警察や政府の職員が彼女を殺して証拠を隠すなどという主張は信じないと思う」が、「人々はおびえており、もはや当局を信頼していない。今は何を信じていいか分からない」と名字を明かさず取材に答えてくれた。

香港の警察と政府の報道担当者は抗議参加者の主張を否定。中国外務省にコメントを求めたが返答はなかった。

抗議活動に加わる銀行員のジョーさん(35)は名字を伏せながら、「6月以降、不審死があまりにも多過ぎる」と話した。

原題:How Fake News and Rumors Are Stoking Division in Hong Kong (2) (抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Shelly Banjo, Natalie Lung

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191113-20736397-bloom_st-bus_all

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