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【恐怖のレンズちゃん】ナチスドイツを恐怖に陥れた最強軍団 1万2千人をも狙撃─ソ連伝説の女性スナイパーたちはなぜ過去を隠したのか

1 :みつを ★:2019/09/22(日) 20:12:35.49 ID:cymiV7P19.net
https://courrier.jp/news/archives/174024/

5min2019.9.22
ナチスドイツを恐怖に陥れた最強軍団
1万2千人をも狙撃─ソ連伝説の女性スナイパーたちはなぜ過去を隠したのか

第二次世界大戦が拡大し始めた1941年、ドイツ軍がソ連に侵攻、その時、母国のために立ち上がったのは男性だけではなかった。約2000人のロシア人女性が狙撃兵として軍に入隊したのだ。

大きな功績を上げた彼女たちだが、終戦後はそのことについて口を閉ざすようになったという。その理由とは──。
ソ連の女性兵士たちにいちばん人気だった「狙撃兵」 

戦争中にドイツ人たちが行った蛮行に報復したいという気持ちを覚えたのは、男性ばかりではない。女性たちも自ら志願して軍へ入り、特殊技能を身につけ、狙撃兵のような危険で複雑な任務にも従事したのだ。

戦況が大変なときでも、女性兵らの射撃は正確だったため、戦友たちは彼女らのことを愛情をこめて「レンズちゃん」と呼んでいたが、かたや敵のドイツ兵たちは「目に見えぬ恐怖」と言っていた。しかし戦後、彼女たちはほぼ全員が戦場にいたことをひた隠しにし、兵士としての褒章や手当も受け取らないままだった。



第二次世界大戦中のソ連軍には、女性兵士が100万人近くもいた。深い愛国心と、敵に復讐したいという抑えがたい欲望が、ソ連の女性たちを前線に向かわせた要因だった。

女性兵士たちが就いた職種は約20種。肉体的にも精神的にも最もハードな狙撃さえ、彼女たちはやりこなしていた。女性は男性よりも忍耐力があり、細かい作業が得意なため、より正確に銃を発射させることができた。さらに、若い女性たちは一人でも大勢の敵を殺すことができるという点に惹かれて、狙撃兵を志願したのだった。

女性たちはどこでどうやって狙撃術を身につけたのか
? そのころ、プロとして狙撃術の訓練を受けることは、世界でもまだ珍しかった。ソ連では1942年12月に女性狙撃兵の養成が開始され、狙撃指導教習所で女性向けの3ヵ月コースが組まれた。その5ヵ月後には、モスクワ郊外に女性狙撃兵養成所が開校、半年間で女性たちは射撃、戦闘、化学、戦術、政治教練を学んだ。

特に注意が払われたのは、軍事地理学、狙撃術、偽装技術、さらに肉体的な訓練だ。女子練習生たちは、白兵戦の技術を身につけ、視力と腕力を上げ、観察力を鍛え、24時間いつでも、250mから1q離れたところでも、動いている標的も静止しているものもすべて射撃できるように練習をした。

前線から伝えられる要望にあわせて、養成プログラムはしだいに修正されていった。国家試験と、装備を身に着けての70qの行軍をもって訓練は完成だ。しかし、独ソ戦で前線に赴いた女性兵士のなかで、専門の養成機関を出たのは、わずか1885名だった。

1945年2月東プロイセンを占拠したソ連軍に加わっていた女性狙撃兵たち。左から、A.クズネツォワ、R. シャニナ、E.ノヴィコワ、Z.シメリョワ。彼女たちは約2000人のドイツ兵を殺害したと言われている
Photo: Sovfoto / Universal Images Group / Getty Images
https://courrier.jp/media/2019/09/10055105/GettyImages-170985721-e1568029921778-1600x900.jpg

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