【大阪】”発がん性”のある猛毒「六価クロム」を排出　工場社長を書類送検、故意に垂れ流したか　社長「少量だから大丈夫だろうと…」

樽悶 ★

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大阪府堺市で発がん性のある「六価クロム化合物」を垂れ流していた疑いでメッキ工場の社長が書類送検されました。

社長は、関西テレビの取材に対し、「人為的なミス」と主張していましたが、警察は故意に垂れ流していたとみて、捜査しています。

「ものすごいにおいしてたわ。困るわな」（高石市の住民）

住民がこう語るのは、大阪府高石市の住宅街を流れる富木川。

今年５月、近くの住民から「し尿のような臭いがする」と高石市に連絡がありました。

隣接する堺市とともに調べたところ、川の上流にある堺市西区のメッキ工場の排水から法律で定める基準の「19倍」の六価クロム化合物が検出されました。

警察は有毒な六価クロムを含む汚染水を排出したとして、メッキ工場の社長（32）を水質汚濁防止法違反の疑いで9日書類送検しました。

８月の関西テレビの取材に対し、社長は…

「まさか、いやうち違うやろみたいな感じでは思ったんですけど、（六価クロムが）出てるのは事実やから。たまたま修理する時に、このポンプを「まあこれでいけるやろう」て感じでつないでしまった。そしたら直接これが外に直に出てる配管やった」（メッキ工場の社長）

社長はあくまで、工場の機械を修理した際の人為的なミスだと主張しました。

しかし、警察の調べに対し、社長は「量が少しだから大丈夫だろうと安易に考えて排出してしまった」と話していて、警察は故意に排出したとみています。

この六価クロム、専門家によると、発がん性が高いといいます。

「六価クロムは人に対して発がん性があると明確に書かれている物質です。長期間にわたって摂取した場合には、大腸がんや胃がんになると言われている」（近畿大学薬学部・川崎直人教授）

堺市は情報提供を受けたその日のうちにメッキ工場の操業停止を指示。

「発見された瞬間から止めて、水が一切出ないようにして、原因を突き止めて全て改善した」（メッキ工場の社長）

その後、大阪府などが水質調査をしたところ、工場の下流にある富木川からは六価クロムは検出されませんでした。

住民への健康被害も出ていないということですが、基準値を超える六価クロムは３週間あまりにわたって排出されていたとみられていて、警察は調べを進めています。

9/9(月) 19:49配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190909-19483201-kantelev-l27

【大阪】”発がん性”のある猛毒「六価クロム」を排出 工場社長を書類送検、故意に垂れ流したか 社長「少量だから大丈夫だろうと…」

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