2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【CO2】「数千年が2年に」 二酸化炭素を石に変え、ほぼ永久的に閉じ込める、アイスランドの気候変動対策

1 :ごまカンパチ ★:2019/05/17(金) 01:59:41.72 ID:u5gV1XrB9.net
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190514-00010003-afpbbnewsv-int 
 火山の多いアイスランドで、21世紀の錬金術師たちが気候変動を引き起こす二酸化炭素(CO2)を永久的に石に変えようと試みている。
これは多孔質の玄武岩にCO2を注入し石化させて貯蔵する技術で、何千年もかかる自然界の工程を模倣しているが、技術の力により数年で石化可能だという。

 国連(UN)の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、世界の平均気温の上昇を1.5度に抑える目標の達成に向けて、
さまざまな二酸化炭素回収貯留(CCS)方法を推進している。

 アイスランドのCO2石化プロジェクト「カーブフィクス(CarbFix)」には、同国の発電会社レイキャビク・エナジー(Reykjavik Energy)や
アイスランド大学(University of Iceland)の他、フランス国立科学研究センター(CNRS)と米コロンビア大学(Columbia University)の研究者や技術者が参加している。

 氷河と火山、間欠泉が多いアイスランドでは、エネルギー生産の少なくとも半分が地熱源に由来している。
カーブフィクスに関わる研究者にとってこれはまさに大鉱脈で、世界最大級の地熱発電所ヘトリスヘイジ(Hellisheidi)発電所が彼らの実験室となっている。
アイスランド南西部にある火山、ヘインギットル(Hengill)山に位置するヘトリスヘイジ発電所は、溶岩が冷却されてできた玄武岩層の上に立ち、
ほぼ無限に水を利用できる環境にある。
30キロ離れた首都レイキャビクに電力と熱を供給するため、この発電所では火山の地下水をくみ上げ、6台のタービンを回している。

 プロジェクトでは、発電所から排出される蒸気に含まれるCO2を回収し、圧縮・液化させ水に溶かす。
プロジェクト責任者のエッダ・シフ・アラドッティル(Edda Sif Aradottir)氏は「基本的にCO2から炭酸水を作っているだけだ」と説明する。
この炭酸水は送水管によって数キロ離れた、灰色のドームが並ぶ、月面のような景観をした地域に送られ、地下1000メートルの岩層に注入される。
CO2溶解液が石の細孔を満たすと、ガスが玄武岩内のカルシウムやマグネシウム、鉄などと化学反応を起こし、凝固が始まる。

■数千年が2年に
 プロジェクトに参加する地質学者のサンドラ・オスク・スナイビョルンドッティル(Sandra Osk Snaebjornsdottir)氏は、
「試験注入では、注入したほぼすべてのCO2が2年以内に石化した」と語った。
一度石化したCO2は、ほぼ永久的にその場に閉じ込められるという。

 アイスランド大学の地球化学者シグロウル・ギスラソン(Sigurdur Gislason)氏は
「火山噴火が起きて石の温度が極度に上がれば、鉱物の一部が崩壊し、水に溶けだす可能性はある」と話す。
だが、「炭素を貯留する方法としてこれが最も安全で安定している」と言う。
この地域で最後に火山が噴火したのは、約1000年前までさかのぼる。

 カーブフィクス・プロジェクトによって、ヘトリスヘイジ発電所のCO2排出量は3分の1に削減された。
1トン当たり約25ドル(約2700円)で、これまでに約1万2000トンのCO2を回収貯留した。一方、アイスランドの火山群は毎年100万〜200万トンのCO2を吐き出している。

 この回収貯蓄法の欠点は大量の脱塩水を必要とすることで、CO2を1トン注入するために必要な脱塩水は約25トンに上る。
アイスランドでは脱塩水は豊富だが、世界の多くの地域では希少だ。スナイビョルンドッティル氏は「これがアキレスけんだ」と話す。
そのため現在、この方法を塩水に適応させる実験が行われている。

映像は4月11日撮影。

※映像はソースでどうぞ

246 :名無しさん@1周年:2019/05/21(火) 12:52:34.38 ID:TKvchxR20.net
まだ5月なのに台風のようなおかしな天気。

総レス数 246
51 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★