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【社会 】ダウン症「みんな堕ろしているから自分も」陽性90%超が中絶…新型出生前診断の拡大がはらむ危険と怖さ ★5

269 :名無しさん@1周年:2019/01/20(日) 19:56:06.78 ID:jYAQSo5f0.net
ダウン症を抱えた家族の行く末

「私を死刑に」「あなたが生き残った意味必ずある」(平成21年2月5日)
 重いダウン症の長男(当時27)の将来を悲観した妻(同53)に頼まれ、2人を殺害した夫(5 7)に対する判決が4日、さいたま地裁であった。
死刑を求めた夫に裁判所が出した答えは、懲役7 年(求刑同10年)。
若園敦雄裁判長は「長男がダウン症を持って生まれてきたことには必ず意味がある。あなたが生き残ったことにも意味がある」と諭した。
 長男正大さんに対する殺人と、妻きみ衣さんに対する承諾殺人の罪に問われたのは、埼玉県川越市 の福島忠被告。
福島被告は公判で「体調が悪化して長男を介護できないと自分を責める妻に『3人で 死のう』と言われ、決意した」と語った。
 検察側の冒頭陳述や福島被告によると、長男の症状は重く、知能は2、3歳程度。生後間もなく医 師に「20年ほどしか生きられないのでは」と言われたといい、夫婦は「子どもに罪はない。20年 を大切にしてあげよう」と誓った。
 食事やトイレなども付ききりで妻が世話したが、介護は過酷だった。自分の便を口に運ぶ長男を抱 きしめ、泣いたこともある。成人すると長男は暴れたり、妻の髪の毛を抜いたりもした。
 妻が頭痛やぜんそくなどの体調不良を訴えたのは約2年前。40年勤めた会社を定年退職した福島 被告も介護を手伝った。だが妻の体調はますます悪化し、「3人で逝こう」と心中を望むようになっ た。
 08年8月、妻は果物ナイフを手に「私と長男を刺して」と懇願。9月9日夜には「遺書を書いた 」と福島被告に伝えた。その言葉に、説得を続けていた被告の心も折れた。
 翌10日午前1時ごろ、福島被告は就寝中の妻と長男の首などを果物ナイフで刺した。自らも風呂 場で手首を20カ所以上傷つけたが、死にきれずに110番通報した。
「なぜ自分だけ残ってしまったのか。死刑にして欲しい」。そう公判で訴えた福島被告は判決後、
「残された人生を有意義に生きて欲しい」と裁判長に言われ、「はい」と一礼して法廷を去った。

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