【株式】米株安、好材料見当たらず。「来年もどこまで下げるか分からない」と悲観的な見方拡まる

記憶たどり。 ★

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018122501304&g=int

米国の株安が止まらない。世界的な景気減速懸念に加え、トランプ大統領の連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）批判で
投資家の不安が拡大。米政府機関の一部閉鎖も追い打ちを掛ける。好材料が見当たらず、市場では
「来年もどこまで下げるか分からない」（エコノミスト）との悲観的な見方が浮上している。
　
ハイテク株中心のナスダック総合指数は高値から２０％超下げ、金融危機以来約１０年ぶりに、下落基調が続く
「弱気相場」に既に突入。優良株で構成するダウ工業株３０種平均も弱気相場入りが目前だ。
　
トランプ氏は、株安を念頭にＦＲＢの利上げ方針を繰り返し批判。先週末にはパウエルＦＲＢ議長の解任を議論したと
一部で報じられた。投資家は、大統領の「介入」で中央銀行の独立性への信頼が揺らぎかねないと不安視する。
　
これに加え、政府閉鎖が年明け以降も続くとの観測も浮上。米企業業績は伸び悩みが見込まれ、悪材料ばかりが目立っている。
　
株価は「政府機関閉鎖や米中貿易戦争などをめぐる事態が改善すれば、回復するかもしれない」（日系証券）ものの、
当面は底値を探る展開となる可能性がある。