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【生物】ネズミの地球侵略が始まった

147 :名無しさん@1周年:2018/11/05(月) 21:43:22.32 ID:vAuI38nS0.net
猫の出陣式――といっても、おとぎ話や昔話の類ではない。昭和30年代の日本で実際にあった話だ。

昭和36年6月のよく晴れた日。宇和島の三間小学校の校庭に市長や市民、児童たちが揃い、
「猫の出陣式」が大真面目に挙行された。この時、県下の山間部の町や村から集められた
子猫の数は3600匹(これ以前にも募集があり、総数は4392匹)。
地元の子供たちから鰹節や花束を贈呈された子猫たちは、宇和海地方の島々に住む人々を救うべく、
士気も盛んに海を渡っていったのだった。
いったいなにがあったのか?

実は当時、愛媛県の宇和海地方の沿岸部や島々は、ねずみによる深刻な被害に悩まされていた。

ことの発端は、昭和24年にこの地方で勃発した「ねずみ騒動」だった。昭和24年から10年以上に渡って、
宇和海地方でねずみが異常繁殖し、人々の生活を脅かした。特に、戸島、日振島といった宇和海の
島々の被害は深刻で、世界的にも類を見ない数のねずみに食糧は食い尽くされ、日常生活もままならない状態に陥った。
昭和24年〜36年までの辺り一帯の村や町の被害総額は当時の金額で4億8694万3000円にものぼったというから、
被害の甚大さが伺える。

宇和海の島々は、人以上にねずみにとって住みやすい環境だった。古くから島に伝わる「ねずみ祈祷」の風習が
昭和初期まで残っていた戸島の場合、平地の耕作地はほとんどなく、200メートルの山の急斜面に石垣を積んだ
段々畑が作られ、主にサツマイモや麦が耕作されていた。「ねずみ騒動」に詳しい郷土民俗研究者の宮本春樹さんは、
こうした諸々の条件がねずみの異常繁殖を招いたと語る。

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