【経済】日本企業の海外Ｍ＆Ａ 上半期は340件、11兆円余で過去最高に　背景に少子高齢化で国内市場の縮小

1 ：ばーど ★：2018/07/05(木) 20:24:32.69 ID:CAP_USER9.net

日本企業による海外の企業の買収や出資が、ことし上半期で340件、金額にして11兆円余りといずれも過去最高になったことがわかりました。

企業買収の仲介や助言を行う「レコフ」によりますと、ことし６月までの半年間に、日本企業が海外の企業に対して買収や出資を決めた件数は340件で、去年の上半期と比べて27件増え、これまでで最も多くなりました。

大型の案件では、ことし５月武田薬品工業が７兆円近い巨額の資金を投じてアイルランドの製薬大手、シャイアーの買収を決めたケースや、ことし３月にＪＴ・日本たばこ産業が、およそ1900億円を投じてロシアのたばこ会社の買収を決めたケースなどがあります。

大型の案件が多かったことで、買収などの金額の合計も11兆7000億円余りと去年の上半期の3.2倍に上り、過去最高になりました。

買収や出資が増えた背景には、少子高齢化を背景に国内市場の縮小が続くと見込まれることや、迅速に国際競争力をつけるため時間をかけて現地に進出するよりも買収を選ぶ日本企業が増えていることがあります。

調査を行った会社は「日本企業と世界的な巨大企業との競争はますます激しくなっているため、買収や出資は今後も続くのではないか」と話しています。

2018年7月5日 5時18分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180705/k10011508921000.html?utm_int=news-business_contents_list-items_014