【地震】大阪直下地震ガス停止で入浴施設にぎわう高槻

アルカリ性寝屋川市民 ★

地震の影響で市内のほぼ全域でガスの供給が止まっている大阪高槻市の入浴施設には大勢の人たちが訪れています。

18日の地震で震度６弱の揺れを観測した高槻市では、20日の時点で市内ほぼ全域のおよそ４万6000戸でガスの供給が止まったままです。

こうした中、市の郊外にある入浴施設は、水道やガスに影響がなかったことから、地震のあとも営業を続けています。

施設によりますと、地震のあと、自宅で風呂に入ることができない人たちが数多く訪れ、利用者は地震前のおよそ５倍に増えているということです。
入浴施設では20日も家族連れなどが温かいお湯につかって疲れを癒やしていました。

地震が起きて以降、風呂に入れていなかったという77歳の男性は「温かいお湯につかれて最高の気分です」と話していました。

「美人湯祥風苑」の長山壽一社長は「ガスの復旧までまだ時間がかかる見通しなのでお風呂に入って少しでも疲れをとってもらえたらうれしいです」と話していました。

市内のホームセンターではガスボンベなど人気
高槻市大塚町にあるホームセンターでは、地震が発生した直後から、ガスボンベやガスコンロなどを買い求める人が相次いでいます。

このため、店では各地の店舗から急きょ、ガスボンベ6000本とガスコンロ100ケースを追加で取り寄せ、このうち、ガスコンロは20日だけでおよそ50ケース売れたということです。

このほかにも、水やお湯を注ぐだけで食べられる非常食や、お風呂に入れないときに身体を拭くシートなどもよく売れているということです。

また、気象庁は今後も激しい揺れを伴う地震に十分注意するよう呼びかけていて、棚やタンスなどの転倒を防ぐための器具を買い求める人も多いということです。

家族と買い物にきた女性は「地震から３日しか経っておらず、いつ余震がきてもおかしくないので怖いです。ガスボンベや転倒防止のポールなど、とにかく役に立ちそうなものをいっぱい買いました」と話していました。

ホームセンターの店長の井上裕之さんは「有事の際に地域のインフラになればと思い必要な商品をそろえています」と話していました。
茨木では自衛隊が仮設風呂設置
地震の影響で、今も一部の地域でガスの供給が止まっている大阪茨木市では20日、陸上自衛隊が茨木市真砂にある「若園公園」のグラウンドに仮設の風呂を設けました。

風呂は、男性用と女性用に分かれていて、一度に大人15人ほどが入れる縦３メートル、横２メートルの浴槽が２個ずつ置かれています。
また、シャワーも10個ずつ付いていて、１時間で男女合わせておよそ140人が利用できるということです。

雨が降るなか、利用が開始される前におよそ200人が傘を差して並んでいました。

７歳の娘と来た30代の女性は「いちばんに風呂に入ることができてありがたいです。地震のあとから心が沈んでいた娘も元気になってよかったです」と話していました。

また友人と来た80代の女性は「友人から聞いてこの風呂のことを知りました。久しぶりに入れてよかったです。感謝しています」と話していました。

この仮設の風呂は21日以降は、正午から夜９時まで使える予定だということです

NHK　2018年6月20日 19時11分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180620/k10011488271000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004

【地震】大阪直下地震 ガス停止で入浴施設にぎわう 高槻

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