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【歴史】悪名高きカリブの海賊「黒ひげ」が読んだ探検本?沈没船「アン女王の復讐」号から発見 ロビンソン・クルーソーの元ネタも収録

1 :泥ン ★:2018/01/11(木) 19:10:35.94 ID:CAP_USER9.net
ナショナル ジオグラフィック日本版 2018.01.11
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/011000006/
英海軍ロバート・メイナード中尉率いる艦隊によって殺される直前の黒ひげを描いた油絵。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/011000101/ph_thumb.jpg
海賊「黒ひげ」の旗艦クイーン・アンズ・リベンジ(アン女王の復讐)号から発見された紙片と、紙片の出所であることが判明した本との比較画像。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/011000006/01.jpg
大砲の薬室から回収し、洗浄・乾燥させた紙片。文字が書かれているのが確認できる。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/011000006/02.jpg

 悪名高きカリブの海賊「黒ひげ」。その旗艦に乗り組んでいた18世紀の男たちは、どうやら読書を楽しんでいたらしい。

 難破した「クイーン・アンズ・リベンジ(アン女王の復讐)」号から回収された紙片が、1712年に出版された英海軍のエドワード・クック大佐の著書『A Voyage to the South Sea, and Round the World, Perform’d in the Years 1708, 1709, 1710 and 1711(太平洋および世界一周の航海、1708、1709、1710、1711年に遂行)』の一部であることがわかった。

 米歴史考古学協会の年次学会で、クイーン・アンズ・リベンジ(QAR)保存研究所が発表した。

■紙片に記されていたヒント

 クイーン・アンズ・リベンジ号は、1718年に現在の米ノースカロライナ州ビューフォート沖で座礁し、黒ひげはその数カ月後、英海軍との戦闘によって命を落とした。海に沈んだ黒ひげの旗艦は、1996年に民間の調査会社によって発見され、その1年後、ノースカロライナ州自然文化財課による調査が開始された。

 QAR保存研究所の修復・保存作業員であるエリック・ファレル氏によると、件の紙片は、2016年に行われた洗浄・保存作業の最中に大砲の薬室から見つかった。濡れたボロ布にくるまれていたという。火薬で黒ずんだ紙は、大砲の砲口を保護するための栓にかませる詰め物として使われていた可能性がある。

 全部で16枚ある紙片は、どれも25セント硬貨(直径約24ミリ)より小さく、そのうち7枚には文字が記されていた。修復作業者がこれを丁寧に開いてみたところ、重なりあった複数の紙のテキストがどれも同一方向に沿って書かれていたことから、これは一冊の本から切り取られたページの一部と推測された。

 調査の結果、テキストには「south(南)」、「fathom(尋=水深の単位)」などの単語が書かれていることが判明、この紙片が海運や航海の本に由来するだろうと考えられた。しかし、QAR研究所の保存・修復作業員であるキンブリー・ケニヨン氏によると、本を特定する決め手となったのは、ある単語だったという。

「重要な鍵となったのは『Hilo(ヒロ)』という単語でした。この独特の言葉はイタリック(斜体)で記されていたため、おそらくは地名だろうと推測できました」とケニヨン氏は言う。

「これは実に幸運でした」

 有力な手がかりを得たQAR研究所は、印刷されたテキストの歴史に詳しい英グラスゴー大学のジョアンナ・グリーン氏に助言を仰いだ。数ある候補地の中から最初に外されたのは米ハワイ州の「Hilo」だった。ここは1778年のジェームズ・クックの探検以前には、欧州の文献には登場しない。次にグリーン氏の指摘により、古い英語の文献で言及されている、南米ペルー沿岸地方のスペインの植民地「Ilo」が検討された。

 この場所についての最も古い文献は、太平洋を航海する最中に「Ilo」の襲撃に参加した英国人の船乗りによるものだ。ケニヨン氏によると、17〜18世紀には、スペインの植民地を略奪する話が英国人の間で大いに人気を博していたという。

続きは>>2

2 :泥ン ★:2018/01/11(木) 19:10:46.31 ID:CAP_USER9.net
悪名高き黒ひげの船、クイーン・アンズ・リベンジ号が米ノースカロライナ沖で発見されたニュースは世界からの注目を集めた。2011年には重さ1トンの大砲が引き上げられた。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/011000101/01.jpg
クイーン・アンズ・リベンジ号から回収された剣の柄。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/011000101/02.jpg
クイーン・アンズ・リベンジ号から回収された18世紀の鉄製の掛け金。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/011000101/03.jpg
クイーン・アンズ・リベンジ号から見つかった皿とスプーンからは、18世紀初頭の海賊たちの食事の様子がしのばれる。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/011000101/04.jpg
クイーン・アンズ・リベンジ号の錨が乾かないように水をかけつつ、保存用タンクに水を貯める保存・修復担当者。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/011000101/06.jpg
黒ひげ支配下の海賊たちが戦闘で使用していた散弾。クイーン・アンズ・リベンジ号から最近見つかったもの。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/011000101/07.jpg
クイーン・アンズ・リベンジ号から回収されたコルク付きのボトルの破片。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/011000101/08.jpg

■ロビンソン・クルーソーの元ネタも

 しかし、この文献もクイーン・アンズ・リベンジ号から見つかった本の切れ端とは一致しなかったため、調査員らは「Ilo」の略奪に言及している他の資料を探した。そしてついに本の断片の出所が、エドワード・クックによる『A Voyage to the South Sea, and Round the World, Perform’d in the Years 1708, 1709, 1710 and 1711』の初版の177〜178、183〜188ページだということを突き止めた。

 同書は、ウッズ・ロジャーズ船長率いるデューク号とダッチェス号という2隻の船による航海において、クックが自ら体験したことを記したものだ。ロジャーズもまたこの航海に関する本を出版しており、どちらの本にも、アレクサンダー・セルカークという名の、無人島で4年間暮らした男の救出についての言及がある。ダニエル・デフォーは1719年、この救出劇にヒントを得た小説『ロビンソン・クルーソー』を出版している。

 歴史的資料から、多くの海賊団には文字を読める者が何人か所属していたと考えられている。航海士は海図を読み解く必要があったはずだ。ケニヨン氏によると、拿捕した船から海賊らが本を盗み出したという記録があり、さらには黒ひげが付けていた日記が存在するという説もあるが、これは本人の死後に盗み出されたという。

 QAR研究所のチームは現在、ノースカロライナ州自然文化財課公文書記録局、ウィンターサー/デラウェア大学芸術保存プログラムと協力して、極めて繊細な紙片の保存に取り組んでいる。2018年には、黒ひげの死後300年を記念したイベントの一環として、難破船からの発見に関する展示が予定されている。

 クイーン・アンズ・リベンジ号からは本の紙片の他にも、釣鐘、装飾用の剣、繊細な造りの懐中時計などの貴重な品々が見つかっている。同船から回収された約10万点の遺物のうち4万点は、今も保存作業を待っている状態で、ケニヨン氏はこの先も重要な発見があることを確信している。

「これ以外にも、船の半分はまだ発掘されずに海の底で眠っているのです」とケニヨン氏は言う。

文=Kristin Romey/訳=北村京子

3 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 19:16:23.76 ID:N2b316T70.net
アン女王は伊藤博文を暗殺

4 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 19:18:26.75 ID:dg0fWmRO0.net
カルビの海賊

5 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 19:21:25.18 ID:mpqyU9bl0.net
>>1
久々にアサシンクリードがやりたくなったぜ

6 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 19:28:25.69 ID:osIBcUFk0.net
エドワード・ティーチだっけか

7 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 19:28:42.34 ID:ZvGw4bjh0.net
えっ!
あの「自分以外の全員が犠牲になった難破で岸辺に投げ出され、
アメリカの浜辺、オルーノクという大河の河口近くの無人島で28年もたった一人で暮らし、
最後には奇跡的に海賊船に助けられたヨーク出身の船乗りロビンソン・クルーソーの生涯と
不思議で驚きに満ちた冒険についての記述」の元ネタがっ!(定番

8 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 19:29:04.26 ID:/c/i5W2c0.net
夢があっていいねぇ

9 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 19:31:02.59 ID:n2c4Q8P50.net
黒ひげの船員がクックの本読んでたとか結構ロマンあるな

10 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 19:32:38.25 ID:xtptf8oj0.net
ゼハハハ

11 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 19:35:26.93 ID:cWEJuj8g0.net
樽から飛び出して柄杓でキャッチされる人か

12 :(,,゚д゚)さん 頭スカスカ:2018/01/11(木) 19:59:29.50 ID:TRbIRoI50.net
さて 波瀾万丈の生涯のあとノースカロライナ州でクビ切られた
黒髭海賊船長ですが、ノースカロライナには長く幽霊伝説が残りますた
「オレのクビはどこだー」とさまようクビ無し霊と出くわしたら
「声はあっちの方で聞こえたよ」というと礼をして立ち去ったそうです

13 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 20:00:19.06 ID:zDwJYgDU0.net
ほんとに居たのかよ

14 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 20:00:47.74 ID:gRKGOr7P0.net
>>1
『未知という名の船に乗り』で、人の先行きを航海に例えた阿久悠は半端じゃない天才だと思った
「心に鍵はかからない」の一節がちゃんと黒ひげに引っかかるなんて
しかし冒険の結果死ぬ可能性を全く否定しないのも素晴らしい

15 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 20:08:03.84 ID:mpqyU9bl0.net
>>1
おおかた奪った積み荷の本を
ティッシュ代わりに使ってたんじゃないかな?

16 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 21:23:12.39 ID:+Ie0JUkl0.net
>>7
初版タイトルがラノベより長いw

17 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 21:50:32.04 ID:q3+G0mGQ0.net
こういうのは面白いな。関心する。

どっかの国だったら原本焼き捨てられてて
永遠に謎の本だっだろう。

18 :名無しさん@1周年:2018/01/11(木) 21:56:51.51 ID:vvAb1zZr0.net
中尉なのか
イケメンだな

19 :名無しさん@1周年:2018/01/12(金) 01:03:20.81 ID:IWUERpy00.net
「土瓶 損 狂いそ〜」 って聞くと
ああ、お正月だなと思ったもんだが

総レス数 19
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