【座間9遺体】「家に戻して」遺族の願い遠く　手間取る確認、年内困難か－顔修復作業を行う方針

ばーど ★

　神奈川県座間市のアパートで男女９人の遺体が見つかって１カ月以上がたつが、被害者の遺体はいまだ家族の元に戻っていない。遺族は「早く家に戻してほしい」と早期返還を望んでいるが、損傷が激しく、骨は数人分が混じり合っているため、年内の引き渡しは難しい状況だ。
　
警視庁高尾署捜査本部は白石隆浩容疑者（２７）について、勾留期限となる１１日にも、別の被害女性に対する殺人・死体遺棄容疑で再逮捕する方針。
　
捜査関係者によると、遺族の心痛は大きく、寝込んだり日常生活がままならなかったりする人もいる。遺体がないと葬儀もできず、多くの遺族が「早く戻ってきて」と返還を待ち望む。
　
しかし、現場で見つかった遺骨は計約２４０本に上る。同じ場所にまとめられていたため、個人の特定が困難だ。警視庁は確実に返還するため、科学捜査研究所で遺骨１本１本のＤＮＡ型鑑定を進めている。
　
捜査幹部は「取り違えてしまったら大変なこと。時間をかけてもやらないといけない」と力を込める。一方、早期返還を希望する遺族に対し、別の幹部は「待ってくれとしか言えない」ともどかしそうに話した。
　
遺体は切断され、損傷が激しい。遺族の中には、それでも一目会いたいと希望する人がいるという。警視庁は専門業者に依頼し、生前の写真などを基に顔立ちを再現する修復作業を行う方針だ。

配信（2017/12/09-17:15）
時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017120900391&g=soc

【座間9遺体】「家に戻して」遺族の願い遠く 手間取る確認、年内困難か－顔修復作業を行う方針

【座間9遺体】「家に戻して」遺族の願い遠く　手間取る確認、年内困難か－顔修復作業を行う方針