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【座間9人遺体】白石容疑者「殺害目的でロフト借りた」「ロフトにかけたロープで首をつった」週1回ペースで殺害、遺体解体の連続殺人

233 :名無しさん@1周年:2017/11/06(月) 10:11:21.50 ID:Vhr1j+Iq0.net
白石にとって心の流れがその均質さを少しずつ失い始めたのは
最初の殺人から3ヶ月ばかり前のことだった。風俗のスカウトをやめた春だ。
白石がスカウト会社を去ったのにはもちろん幾つかの理由があった。
その幾つかの理由が複雑に絡み合ったままある温度に達したとき、
音を立ててヒューズが飛んだ。
そしてあるものは残り、あるものははじき飛ばされ、あるものは死んだ。

スカウトをやめた理由は誰にも説明しなかった。
きちんと説明するには5時間はかかるだろう。
それに、もし誰か一人に説明すれば他のみんなも聞きたがるかもしれない。
そう考えただけで白石は心の底からうんざりした。

「上司のツーブロックの刈り方が気に入らなかったんだ」
どうしても何かしらの説明を加えないわけにいかぬ折にはそう言った。

座間のアパートに入居した白石の決心は一時は揺らぎのない確固としたものに思えた。
マッチを擦り、橋を焼いた。それで心を残すものも消えた。
人々の記憶には幾らか俺自身の影が残るかもしれない。しかし誰も気にするまい。
そして世の中は変わりつづけ、やがてはその影も姿を消すだろう……。
全ては順調に前に進んでいるように思えた。
そして夜の世界で出会ったメンタルヘルスが異常な若い女性たち……。
何故彼女らの存在がこんなに自分の心を乱すのか白石にはわからない。
俺はスカウトを辞めるよ、元気でね、それで済むはずのことだった。
お互いに相手のことを何ひとつ知ってるわけじゃない。
混沌とした歓楽街で見知らぬ他人が巡り会い、そしてすれ違う、それだけのことだった。
それでも白石の心は痛んだ。
ベッドに仰向けになり、固く結んだロープを何度か空中に振り出してみる。

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