【京都】無痛分娩の医師を不起訴　京都地検、時効目前で　母子が重い障害／田辺市の病院

ばーど ★

京都府京田辺市の医院で2012年、麻酔で痛みを和らげる無痛分娩の際に母子が意思疎通のできない重い障害を負った事故で、京都地検は30日までに、業務上過失傷害容疑で書類送検された院長の男性医師を嫌疑不十分で不起訴処分とした。

　地検は「過失を認定するに足りる十分な証拠の収集には至らなかった」と説明している。処分は27日付。

　夫（55）ら家族が８月下旬、同容疑で男性医師を京都府警に告訴。今月13日に府警が適切な処置を怠ったとして書類送検した。公訴時効の成立が11月上旬に迫っていた。

　男性医師は、12年に無痛分娩のためロシア人のエブセエバ・エレナさん（40）に「硬膜外麻酔」を行った際、高濃度の麻酔を過剰に注入するなど注意を怠り、エレナさんと長女のみゆきちゃん（４）が寝たきりになる傷害を負わせた疑いが持たれていた。

　家族は医院に対し、約９億４千万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こしている。〔共同〕

配信2017/10/30 11:15
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22865010Q7A031C1AC1000/

【京都】無痛分娩の医師を不起訴 京都地検、時効目前で 母子が重い障害／田辺市の病院

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