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【政治】母国に帰国せず、無年金で生活できないブラジル人高齢者激増 日系人団体が日本政府に圧力をかけるべき [06/16]

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2017/06/16(金) 11:38:56.03 ID:???
★《デカセギ》知られざる在日日系社会の厳しい現実(下)
2017年6月9日

日本の大手派遣会社アバンセの林隆春社長の話を聞き、
「在日日系人の多くは、ブラジルの貧困層を日本に再生産しているだけ」
という部分があると痛感した。デカセギブームが始まった90年代前半、
「先進国日本に行くんだから、連れて行った子供もブラジルより良い教育が
受けられるはず」ぐらいの楽観的な気分だったが、約30年経った現在、
それが「単なる幻想」だったことは明らかだ

▼日本レベルの教育が受けられるのは、日本人とごく一部の外国人だけ。
単純労働者として入った外国人の子供が、公教育に適応して社会上昇
することは、よほど親子共に頑張らない限り難しい。林さんに「日本の産業界では、
長期滞在できる日系人を、他の短期滞在外国人の上に立つ中間管理職として
登用したり、熟練工に育てて日本人の後継者的な存在にする場合も出てきて
いるのでは」と質問すると、「そういう人もいるが少数」という厳しい答えだった

▼林さんは「多くのブラジル人は『流動層』として産業界から〃重宝〃されている。
というのも技能実習生は同じ職場で働く制限があるから、人手の需要の変動に
応じてあちこちに移動させられない。ところが日系人は需要に応じてホイホイと
便利に使える。だが50代半ばになれば、そんな仕事もなくなる」と説明した。
残酷な現実だ

▼工場の単純労働以外、たとえば長距離トラックの運転手や熟練工の仕事にも
日系人は就き始めている。だが、その多くは産業のロボット化によって、
近い将来なくなる仕事と見られている。だから日本人の若者がやりたがらない。
そこで流動的で便利な日系人に頼る。悲しいことに、日本産業界はそんな
残酷な仕組みになっているらしい

▼ブラジリアンプラザ設立趣意書は、日系人高齢化問題も指摘する。
《日本の日系ブラジル人社会には「老い」の現実が迫っています。
今後60歳以上の人は毎年2000人増となり、5年後には毎年2500名ほどが
仕事人生をリタイヤ(退職)していきます。その多くが厚生年金や国民年金の
満額受給期間は加入していません。働く人生を終えた後、彼らは健康寿命が
約15年間、介護寿命が5〜6年間、そして要介護の状態で0・6年間という
気の遠くなるほど永い余生を過ごす。そんな在日日系人の大多数が人生の
最後を日本で迎えることとなりそうです》。恐ろしい未来予言だ

▼林さんは「現在一番人数が多い年齢層は40代後半、すでに10〜20年
既に働いている日系人だ。彼らの仕事は50代半ばまでで、60歳までは難しい。
先がないにも関わらず、彼ら自身に危機感が薄い」と明かした。「いずれ彼らのための
老人ホームが必要になる」とも。だがタダの施設はない…

▼さらに林さんは《日系人の老いも、非正規化も家族の分断も止まることはありません。
必要とされる社会インフラもブラジル日本文化福祉協会、サンパウロ日伯援護協会
のような社会連帯、経済団体そして福祉を目的とする団体はありません》と当地と比較する

▼横浜に「海外日系人協会」があるが、外務省の外郭団体で、外国在住の日系人と
日本政府をつなぐ存在だ。不思議なことに、外務省は国外で日系人を支援する姿勢を
保ち続けてきたが、同じ日系人が日本国内に入って管轄が通産省、厚労省、
文科省等になった途端に「使い捨て人材」にされてしまう

▼海外日系人協会は今後、省の枠を超え、国内向きの日系代表団体の役割を
強めるべきではないか。デカセギ第2世代を日本産業界の将来の国際戦力、
多文化人材として育て上げる方向性を強めるべきだと思う。ブラジル側日系団体も
その方向に向け、日本政府に圧力をかけていい

http://www.nikkeyshimbun.jp/2017/170609-column.html

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