【滋賀】「ブレーキの位置がわからなくなった」コンビニにワンボックスカー突っ込む

名無しさん＠１周年

電子制御機器の一般的な技術論として、電子機器というものに万全の信頼を
置いている人には申し訳ないが、その認識は間違っていることを話そう。
電子制御機器が故障する原因はいろいろあるのだが、そのうちのひとつを
紹介する。

近年、環境保全の観点から鉛を使う半田は姿を消しつつある。その代わりに
登場したのがいわゆる鉛フリー半田だ。鉛半田は鉛と錫が半々の組成だが鉛
フリー半田は鉛の変わりに銅、亜鉛、ビスマスなどが使われる。その合金組成は
一定でない。融点は高くなる傾向にあり鉛半田より扱いにくい。

話はここからなのだが、この鉛を含まない半田にはウィスカーという面白いというか
厄介な特性が出現することがある。ウィスカーとは半田の表面から針よりも細いカタツムリの
角のように成長した導電性の針状結晶である。電子機器が高温多湿の条件下にあると余計に成長し
やすいと言われている。最近になり電子基盤の高密度実装化が進み、ウィスカーによる回路の異常
動作は潜在的には相当多いと見積もられている。兎に角、どこに成長するか？再現性はほとんどない。
回路のどの部分を短絡するのか、それがどんな結果になるのか、誰にも分からない。

何事にも絶対安全などというのは存在しないということですわ。