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【愛媛】<今治親子殺傷>任意聴取の女性自殺 「実家」で発見 遺書の内容、自殺方法は明らかにせず

1 :ばーど ★:2017/05/05(金) 21:34:53.33 ID:CAP_USER9.net
愛媛県今治市の市営住宅で、高齢の親子が部屋に侵入してきた女に刃物で殺傷された事件で、県警は5日、参考人として任意で事情聴取した30代の女性が自殺したと発表した。
女性は現場近くに住んでおり、県警は4日に聴取し関係先のマンションを家宅捜索するなどしていた。

殺傷事件は3日午前9時ごろ、同市室屋町7の市営住宅1階の無職、岡本久行さん(70)方で発生した。玄関から侵入してきた女に刃物で切りつけられ、母ユキヱさん(92)が出血性ショックで死亡、久行さんも大けがをした。

県警によると、現場近くの複数の防犯カメラには、久行さんが目撃した女と服装が似た人物が事件時間帯に自転車に乗っている様子が映っていた。
県警は、自殺した女性と姿が似ているうえ、自転車も女性のものと酷似しているとして、4日午後1時半から午後10時半まで女性から任意で事情を聴いた。
女性はその後家族に引き渡され、今治市内の実家に戻ったという。

県警の捜査員は5日も引き続き任意の事情聴取をするため、午前9時ごろ実家を訪れたが、呼びに行った家族が室内で自殺している女性を見つけたという。
遺書があったが、県警は内容や自殺の方法などについて「プライバシーの関係」を理由に明らかにしていない。

一方、市営住宅の南西約400メートルの同市別宮町6の民家では4月26日、1人暮らしの無職、越智(おち)サツキさん(81)が何者かに刃物で腹部を刺され、死亡しているのが見つかった。
県警は、二つの事件の現場は近く、どちらも血の付いた刃物が見つかるなど類似点があるとして関連を捜査していた。【木島諒子、中川祐一】

<今後も捜査を尽くす>

愛媛県警の中川純市刑事部長のコメント 事件発生から現在まで捜査を推進していたが、このような結果となり、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方にはお悔やみ申し上げます。
殺人事件については、事件解決に向けて今後も捜査を尽くしてまいります。

遺族への配慮が必要に

元最高検検事の徳久正弁護士(兵庫県弁護士会)の話 任意捜査は刑事訴訟法に規定がなく、参考人の取り扱いは非常に難しい。
身柄を拘束せずに帰した際に自殺する蓋然(がいぜん)性が高い場合でも、参考人を24時間監視するのは任意捜査の限界を超えている。
今回のケースは家族の元に帰しており、警察の落ち度は必ずしも明らかではない。遺書の公開なども、遺族への配慮が必要になるだろう。

<大きなミスだ >

ジャーナリストの大谷昭宏さんの話 任意聴取や家宅捜索までして逮捕せずに帰宅させたのは、大きなミスだ。
中途半端に身柄を放すことは、参考人だけでなく、その家族も追い詰める可能性がある。
警察は住民の不安を早く解消したかったのだろうが、身柄を取れるほどの証拠がないのであれば、あらぬ疑いをかけるべきではなかった。

遺書に「私はやっていない」といった記述があったなら、警察はどうするのか。遺族の了解は必要だが、捜査の適否を客観的に検証できるようにするためにも、いち早く自殺の経緯を公開すべきだ。
警察が情報を握っているのは許されない。

配信 2017年5月5日 20時20分(最終更新 5月5日 21時13分)

毎日新聞 ニュースサイトで読む
https://mainichi.jp/articles/20170506/k00/00m/040/068000c

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