【社会】LGBT当事者へのいじめ・偏見　それって「ソジハラ」「ホモって気持ち悪い」「男なのに化粧したら異動」など

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　同性愛や性同一性障害など性的少数者（ＬＧＢＴ）への差別を「ＳＯＧＩハラスメント」（ソジハラ）と名付け、現状を広く知ってもらおうと、ＬＧＢＴの当事者らが動きだした。好きな相手の性（セクシュアル・オリエンテーション、ＳＯと略）や、自身の心の性（ジェンダー・アイデンティティー、ＧＩと略）を結び付けた造語だ。「差別を広く知ってもらい、禁止する法制度の実現につなげたい」と訴えている。　（奥野斐）
　「ソジハラによって日本全国の当事者が差別に遭い、場合によっては命を落としている。解決する法律を作ってほしい」。今月上旬、国会内で開かれたＬＧＢＴの集会「レインボー国会」。約三百人を前に、レズビアンの東（ひがし）小雪さん（３２）が発言した。
　ソジハラという言葉は集会で提案された。「男性が好き」「女性が好き」という性的な指向（ＳＯ）。「私は男性」「私は女性」という自身の心の性（ＧＩ）。こうした性のあり方を理由に、学校でのいじめや暴力、職場での採用拒否や解雇などに遭うのがソジハラだ。
　集会でも「母が死んだのに、家族から知らせてもらえなかった」「職場の上司から人格を否定する発言をされ、うつ病になった」などの訴えが紹介された。

　国連人権理事会は二〇一一年、性的指向などによる差別問題に取り組む決議を採択し、五輪憲章でも一四年に「性的指向による差別禁止」が明記された。先進国の多くで差別を禁じた法律があるが、日本にはない。ＬＧＢＴへの差別の解消を目指す法案は、昨年五月に野党四党が国会に提出したものの、審議されないままだ。
　当事者らは二〇年東京五輪・パラリンピック開催までに法整備するよう政府に求め、昨年十一月に国会内で集会を開催。当事者の苦しみをより理解してもらいたいと、ソジハラという言葉を考え出した。
　当事者を表すＬＧＢＴという言葉もかつては知られていなかったが、一昨年、東京都渋谷区や世田谷区で同性パートナーシップ制度が始まったことなどをきっかけに、一気に浸透した先例がある。

ソジハラの例
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201703/images/PK2017033002100206_size0.jpg

続きはソースで
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201703/CK2017033002000255.html

【社会】LGBT当事者へのいじめ・偏見 それって「ソジハラ」「ホモって気持ち悪い」「男なのに化粧したら異動」など

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