【森友学園】安倍首相、昭恵氏喚問応ぜず＝籠池氏を批判―財務省「政治的配慮なし」・参院予算委

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安倍首相、昭恵氏喚問応ぜず＝籠池氏を批判―財務省「政治的配慮なし」・参院予算委
時事通信?3/24(金) 9:31配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170324-00000037-jij-pol

　安倍晋三首相は24日午前の参院予算委員会で、学校法人「森友学園」（大阪市）への国有地売却問題をめぐり、野党が要求した夫人の昭恵氏の証人喚問に応じない考えを表明した。

　学園側への100万円の寄付金については「事実に反し、誠に遺憾だ」と批判した。国有地売却への関与も重ねて否定した。

　首相は昭恵氏喚問について「不正や刑事罰に関わることをやっていないのに証人喚問に出ろというのはおかしな話だ」と述べた。寄付100万円については「密室でのやりとりなど反証できないことを並べ立て、事実と反することが述べられた」と反論するとともに、国有地売却に関しても「全く関与していない」と強調した。

　売却交渉時に財務省理財局長だった迫田英典国税庁長官、近畿財務局長だった武内良樹国際局長も参考人として初めて招致された。迫田氏は国会議員をはじめとする政治家や秘書の問い合わせを受けたことはない上、「理財局長当時、報告を受けたことはない。政治的配慮をするべくもなかった」と答弁。武内氏も「政治的配慮は一切していない」と述べた。

　首相は学園の理事長退任を表明している籠池泰典氏が23日の証人喚問で行った一連の証言を全面否定。「国有地売却や学校認可について、私も妻も、また事務所も全く関与していないことは明確に申し上げたい」と語った。昭恵氏から口止めされたとの指摘については「悪意に満ちたものだ」と強く批判した。

　国有地（大阪府豊中市、8770平方メートル）の定期借地契約の期間延長をめぐり、籠池氏は証人喚問で、昭恵氏付の政府職員が財務省に照会したことを示すファクスの存在を明らかにした。首相はこれにも「事務的な問い合わせで依頼や働き掛け、不当な圧力では全くない」と指摘した。　