【教育】＜北九州市教委＞１９年度から夏休み短縮　英語拡充などで

鄙び湯治宿 ★

北九州市教育委員会は２３日の市議会予算特別委員会で、市立のすべての小中学校と幼稚園、特別支援学校を対象に２０１９年度から夏休みを６日間短縮する方針を明らかにした。２０年度から実施される次期学習指導要領の改定案で、英語教育などが拡充されるのに伴い、年間の授業時間数が増加するのに対応するのが狙い。【比嘉洋】

　日野雄二議員（自民）の質問に垣迫裕俊教育長が答弁した。

　改定案では、歌などを通じて英語に親しむ「外国語活動」が小学５、６年から３、４年に前倒しされ、５、６年では英語が教科に格上げされる。これに伴い、小３以上の授業は年間３５時間の増加が見込まれている。

　改定を見据え、市教委では昨年７月からＰＴＡや有識者らを交え、夏休みの短縮を検討。カリキュラムにゆとりのある教育を実現するため、７月２１日から８月３１日までの現行の夏休みを８月２５日までに縮める方針を決めた。１８年度中に全校にエアコンを設置する事業が完了するため、実施時期は１９年度からとした。これにより最大で３０時間の授業時間の増加が見込まれる。

　一方、９月に保護者７０００人と全教職員５０００人を対象に短縮についてアンケートを実施したところ、保護者側は賛成が５７％、反対が１９％だったのに対し、教職員側は「休暇が取りにくくなる」などとして７１％が反対し、賛成は１３％にとどまった。このため、市教委は夏休み中に実施される研修を整理したり、希望する児童・生徒が参加する「夏の教室」を廃止したりすることで、教職員の負担軽減に努める。

　また、冬休みの開始は１２月２５日だったが、１９年度から同２４日に前倒しし、前日の天皇誕生日に連休が始まるようにする。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170324-00000029-mai-soci

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