【サウジ国王来日】日本取引所、サウジアラムコ上場誘致に注力　時価総額２３０兆円超！の観測も［03/14］

★【サウジ国王来日】日本取引所、サウジアラムコ上場誘致に注力　時価総額２３０兆円超！の観測も
2017.3.13 20:48

日本取引所グループ（ＪＰＸ）が、サウジアラビアの国営石油企業サウジアラムコの
新規株式公開（ＩＰＯ）で、傘下の東京証券取引所への上場誘致に力を入れている。
同社の時価総額は２兆ドル（約２３０兆円）超との観測もあるなど、世界最大規模の
ＩＰＯになると予想される。欧米やアジアの取引所も候補に挙がる中、
東証は自らのメリットを訴えて投資家を呼び込む起爆剤にしたい考えだ。

東証はサウジアラムコとの間でＩＰＯに向けた共同研究グループ設置を検討する予定。
また、ＪＰＸはサウジの証券取引所と相互関係強化への覚書も結ぶ。

現在、世界最大の時価総額を持つ企業は米アップル（１０日終値で約８４兆円）だが、
サウジアラムコのＩＰＯが実現すればこれを大きく上回る可能性が高い。
ＩＰＯは２０１８年を計画、株式売却の規模は全体の５％未満とみられ、
これが複数の取引所で売買されることになりそうだ。

上場先は今年半ばには決まるとみられ、本国サウジのほかにニューヨークや
ロンドン、カナダ・トロント、シンガポール、香港の取引所が取り沙汰される。

東証も後れを取るまいと昨年１２月、ＪＰＸの清田瞭（あきら）最高経営責任者（ＣＥＯ）が
「会えるか会えないか分からない」という状況でサウジに渡り、ムハンマド副皇太子らと面会。
清田ＣＥＯは「東証は取引高や上場時価総額で世界３位。サウジアラムコのような巨大企業は、
一定以上のマーケット規模のあるところに上場すべきだ」と東証上場の利点を力説した。

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/170313/eca1703132048008-n1.htm

★サウジ国王「国営石油会社の株購入を」　安倍首相と会談
下司佳代子、渡辺淳基2017年3月13日22時53分

安倍晋三首相は１３日、サウジアラビアのサルマン国王と首相官邸で会談した。
「脱石油」を目指すサウジの経済改革への協力方針を示す「日・サウジ・ビジョン２０３０」
の実施に向けて合意した。

サウジ国王の来日は、１９７１年以来４６年ぶり。会談冒頭、首相は「中東安定の要である
サウジとの関係をさらに前進させていきたい」と強調した。国王は「ビジョンは両国の
戦略的なパートナーシップを強化するものだ」と応じた。

ビジョンは、サウジ国内に経済特区を設けるなどし、日本企業の進出を促す。先行事業として、
ビザ発給手数料の減額や、製造業のサプライチェーン（部品供給網）構築、海水淡水化など３１件を盛り込んだ。

また、世界最大の国営石油会社サウジアラムコと東京証券取引所が上場に向けた共同研究会を
設置する予定であることを受け、両政府が協議の進展をフォローアップすることで合意した。

日本側の説明によると、国王は「日本人にアラムコの株を購入してもらいたい。
アラムコのことについてはしっかりと検討していきたい」と述べた。

http://www.asahi.com/articles/ASK3F6R3BK3FUHBI02K.html

サウジアラビアのサルマン国王（左）との首脳会談を前に握手する安倍晋三首相＝１３日午後６時２８分、首相官邸、仙波理撮影
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170313004825_comm.jpg
儀仗（ぎじょう）隊による儀礼を受けるサルマン・サウジアラビア国王と安倍晋三首相＝１３日午後６時２１分、首相官邸、岩下毅撮影
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170313004619_comm.jpg
サウジアラビアのサルマン国王（中央左）を招いて開かれた安倍晋三首相主催の晩餐（ばんさん）会＝１３日午後７時４１分、首相公邸、仙波理撮影
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170313005266_comm.jpg

【サウジ国王来日】日本取引所、サウジアラムコ上場誘致に注力 時価総額２３０兆円超！の観測も ［03/14］

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