【中国】金正男死亡で中朝国境に１０００人の兵力増員、北朝鮮からの石炭輸入を停止［02/19］

★中国、北朝鮮からの石炭輸入を停止…年末まで
2017年02月19日 01時10分

【瀋陽＝中川孝之】中国商務省は１８日、北朝鮮からの石炭輸入を
１９日から年末まで停止すると発表した。

同省は、北朝鮮の主要な外貨獲得源の石炭輸出に上限を設けた国連安全
保障理事会の制裁決議に基づく措置とするが、まだ上限に達していない
との見方がある。新型弾道ミサイルを発射し、中国が保護下に置いて
いたとされる金正男氏殺害への関与も疑われる北朝鮮に
圧力をかけた可能性がある。北朝鮮には打撃となりそうだ。

北朝鮮は中国にのみ石炭を輸出しており、その収入は総輸出額の３分の１を占め、
一部を核ミサイル開発に転用してきたとされる。このため、昨年１１月に採択
された新たな国連制裁決議は、北朝鮮による石炭輸出を年間約４億ドルか
７５０万トンまでに制限すると決定。中国が、米国から強い圧力を受けて
承諾した同制裁を厳格に履行するかどうか注目されていた。

http://www.yomiuri.co.jp/world/20170218-OYT1T50104.html

★金正男死後　兵力増員・石炭送り返し　中国は対北朝鮮の態度を硬化か
2017/02/18 16:00

北朝鮮の金正恩労働党委員長の兄・金正男氏が2月13日、マレーシアで殺害された後、
中国当局がこれまでとは異なった反応を示していることから、専門家は今後、
中国当局が北朝鮮に対して、厳しい姿勢で臨むかどうかに注目が集まっている。

中国当局は、3つの反応がこれまでと違うとされている。まず、香港に本部を置く
中国人権民主運動情報センターによると、中国当局は金正男氏が死亡したと
伝えられた後、不測に備えて中国と北朝鮮との国境に約1000人の兵力を増員した。

また、2月15日に中国外交部の定例記者会見において、記者から金正男氏の
殺害に関する質問に対して、外交部の耿爽・報道官は「中国側は事件の動向を
密接に注視している」と回答した。記者の金正男氏の妻子は現在マカオにいるか
どうかとの質問に対して、耿報道官は「関連情報を把握していない」と答えた。

しかし、金氏の妻子に関する質問への報道官の返答は、外交部のプレスリリースに
反映されておらず、当局に削除されたと推測される。当局は金正男氏の突然の死に対し、
非常に慎重になっているとみられる。

さらに中国当局は、北朝鮮から輸入された無煙炭を突き返した。中国国内メディア
「澎湃新聞」の2月15日の報道によると、北朝鮮から輸入された製鋼用の無煙炭の
その中に含まれる水銀が基準値を上回ったため、このほど浙江省温州港から北朝鮮に
送り返した。無煙炭の規模は1万6296トンで、総額約95万ドルで、昨年10月、
温州港に運ばれたという。

この件について、15日の外交部定例記者会見では、耿報道官は「知らない」とし
話した一方で、「全面的、着実にかつ正確に国連安保理の関連決議（対北朝鮮の
制裁）を執行していく」と強調した。

ドイツ国際放送ドイチェ・ヴェレ（15日付）は、約1.6万トンの無煙炭が北朝鮮に
送り返されたことは、中国当局は北朝鮮金正恩政権が金正男氏の死に
関わっていることに不満を示していると分析し、今後も北朝鮮に対して、
非公開で独自の制裁を実施するとの見解を示した。

http://www.epochtimes.jp/2017/02/26802.html

【中国】金正男死亡で中朝国境に１０００人の兵力増員、北朝鮮からの石炭輸入を停止 ［02/19］

【中国】金正男死亡で中朝国境に１０００人の兵力増員、北朝鮮からの石炭輸入を停止［02/19］