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【社会】気の毒な小田原市職員 「なめんなジャンパー」を着たくもなる…生活保護の現場 [02/03]

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2017/02/01(水) 11:49:49.02 ID:???
★「なめんなジャンパー」を着たくもなる…生活保護の現場

「元暴力団員の受給者のお宅を訪れたら、皆でマージャンをしている。
刺青を見せてパイをかき回す相手に若い職員が“働きましょうよ”と一生懸命
懇願しなくてはならないのです。いきなりビール瓶を投げつけられたこともありました。
“死ね”、“殺す”といった罵声を浴びせられることはしょっちゅうです」

そう話すのは、小田原市役所の元ケースワーカー(生活保護担当職員)だ。

問題のジャンパーを小田原市の職員が着用していると報じられたのは1月17日のこと。
それによると、きっかけは10年前、職員が切りつけられる事件が起きたことだった。
同市の福祉健康部生活支援課長の栢沼教勝(かやぬまのりかつ)氏に聞くと、
恐縮しながら説明する。

「この事件は、生活保護を打ち切られた60代の老人が業務用のカッターで職員の
脇腹などを切りつけるというものでした。事件のショックは大きく、職場のモチベーションを
落とさないために、係長クラスがお揃いのジャンパーを作ることを提案し、
このデザインになったのです」

費用は1人4400円、秋口になると希望者を募り職員の自費で発注した。
あくまで課内の士気を高める目的だが、防寒のためにジャンパーを着て
生活保護家庭を訪れることもあった。

「これまで苦情もなかったのですが……」

と課長は話すが、新聞やテレビは容赦がなかった。〈開いた口がふさがらない〉、
〈人権侵害〉と識者のコメントを紹介して、糾弾するメディアも。小田原市はすぐに
加藤憲一市長が謝罪し、幹部の処分を発表する。危険に晒され続けてきた
ケースワーカーはここでも置き去りである。

■告訴しても無駄

「小田原でも生活保護の受給者が増え、ケースワーカー1人で100軒近い
生活保護世帯を担当しなければならないのです。相手が精神障害者だったりすると、
話そのものが通じなかったりする。孤独死に遭遇することもある。夏場は腐乱して、
あれを見たら食事も喉を通りません」(先の元ケースワーカー)

問題の不正受給も増えている。同市では2007年度には6件だったのが、
15年度には85件に。お金がないと言いながら、スナックでバイトしていたり、
母子家庭なのに男性が同居しているケースは不正受給を見抜きにくい。
そんな時は、証拠を押さえるためにケースワーカーが張り込みもやる。
5年前には、会社を経営していながら不正受給していた女性を初の刑事告訴に持ち込んだ。

「この女性は、従業員2人を架空登録して、自分の給料を分散、合計153万円を
詐取していたのです。膨大な時間をかけて調べ上げ、証拠を押さえたのですが、
結局不起訴にされてしまった。女性は今ものうのうと生活保護を受けています」(市役所関係者)

そんな仕事だから同市の生活支援課は不人気部署のトップで、今も4人の欠員が埋まらない。
ジャンパーの文言に眉を吊り上げるマスコミに、彼らの悲鳴が届くことはない。

週刊新潮2017年2月2日号 掲載
http://www.dailyshincho.jp/article/2017/02010558/?all=1

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http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1485680417/

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