【流通】大阪の「もうあかん靴店」が復活

記憶たどり。 ★

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170127-00000006-kantelev-l27

「閉店セール」は本当の閉店ではないということを関西人に浸透させた
「もうあかん」で有名な名物店が、この度、復活することになったと言うんです。

【オットーの応援団長・小山秀司さん】
「ここですね、この場所。ここで靴を売りたいんですよ、こんな風にしてね、
とにかく在庫売りたいです」

２０年間「閉店」を宣言しつつ、しぶとく営業を続けていた大阪・西天満の靴屋
「シューズ・オットー」。

しかし、去年２月…。

「ありがとうございました。おおきに。おおきに」

店主の体調不良や建物の老朽化のため、「ほんまに」閉店しました。

【オットーの店主・竹部浅夫さん】
（Ｑ.本当に復活はない？）
「ないです。えんまさんに舌抜かれます。これ以上やったら」

店主は「復活はない」と話し、跡地には新しい店もできました。

しかし、閉店から３ヵ月後の去年５月、応援団長の小山さんがひっそりと
インターネットで再開。

【オットーの応援団長・小山秀司さん】
「もうあかん、やめま…せんですね！」

先月には、宣伝活動も始めました。

【オットーの応援団長・小山秀司さん】
「もうあかん♪もうあかん♪ほんまにあかんで靴こうて♪公園歩いて
コマーシャル♪それでも靴は売れてません♪（ガシャン）こけた、こけた～♪」

今回、なぜ店舗での復活を決めたのでしょうか…。

【記者リポート】
「こちらが小山さんの事務所なんですが、わー、入ってみると、靴の箱が
たくさんありますね。こちらも事務所が靴に侵食されています」

インターネットでの販売もやっぱり「もうあかん！」といいます。

【オットーの応援団長・小山秀司さん】
「本来は在庫を持たないネットショップなんですけど、注文入って、
買っていただくお客さんが仮に１０個だったとしたら、１０個在庫が増えて
しまうという不思議があります。すぐに欲しいと言うお客さんが予想されるので、
同じものを用意しておこうという気持ちになってしまうんですね」

多めに発注して抱えた在庫は約２５０足。

本業である司法書士の事務所の大半を靴が占領する事態に
「このままではあかん」と、今回「復活」を決めたといいます。

復活の候補地は天神橋筋商店街３丁目にあるレンタルスペース。
キャンセル待ちをしながら、来月の出店を目指しています。

【オットーの応援団長・小山秀司さん】
「シューズオットーさんが２月２０日に閉めたので、ちょうど１年経つので、
１つの区切りにいいのかなと。もうあかんと言いつつ、がんばりますので、
よろしくお願いします」

「もうあかん」と言いながらしぶとく生き続ける名物靴屋。気持ちだけは
「もうあかん」ことないようです。