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【社会】相次ぐ80代ドライバーの事故 「認知症のおそれ」でも免許更新可、家族の申し出でも取り上げられず [11/24]

1 :ちゅら猫φ ★:2016/11/24(木) 13:36:33.59 ID:???
★相次ぐ80代ドライバーの事故 「認知症のおそれ」でも免許更新可、家族の申し出でも取り上げられず

ピーク時の年間約100万件から半分近くに減った交通事故。飲酒運転の厳罰化など、
様々な取組の成果だが、それに逆行して急増したのは、高齢者が“加害者”となるそれだ。
この秋も死亡事故が続出。今や「80代ドライバー」の愛車は、「走る凶器」と化している。

(中略)

公益財団法人「交通事故総合分析センター」の統計によれば、最新の2014年に、
80歳以上が自動車等で死亡事故を起こした件数は266件に上る。1993年は62件だったから、
約20年で4・3倍の増加だ。

「単純に計算すれば、80超えのお年寄りはひと月で22件、つまり3日で2件以上の割合で
死亡事故を起こしていることになるのです」(同)

先の統計によれば、80歳以上のドライバーが死亡事故を起こす確率は64歳以下と比べると
実に3・75倍。オーバー80の免許保有者は2015年末で約196万人(警察庁「運転免許統計」より)
もいるから、この事故をいかに減らすか、ということこそが、喫緊の要請であることは疑いあるまい。

■“自分は大丈夫だ”

東京大学大学院医学系研究科の岩坪威教授(脳神経医学)は言う。

「加齢に伴って、運動能力やとっさの判断力が低下します。また、視覚認知能力も衰える。
もちろん、認知症のリスクも高まります」

つまり、車の運転にはどんどん不向きになる。そして日々、これら高齢者ドライバーと向き合っている
“当事者”にとっては、危機意識はより切実だ。

「共通しているのは、“自分は大丈夫だ”と自信を持っているということです」

と言うのは、都内のさる自動車教習所の教官である。

70歳を超えれば、運転免許証の更新の際、教習所で「高齢者講習」を受けるのが義務になる。
ビデオなどによる交通ルールの再確認、機械による動体視力や夜間視力の検査と並び、
実車もそのひとつだけれど、

「高齢者の事故が報じられていても皆さん“どうして逆走なんかしちゃうんだろうね”
“アクセルとブレーキなんて踏み間違えないでしょ”と自分は別だと考えている。
でもそういう中にも逆走や踏み間違えを行い、それにすら気が付いていない方がいます。
こちらに指摘されて初めて気が付きますが、それでも“ここは初めてだから”
“教習所内のコースは幅が狭いからね”などと自分のミスを認めたがらない人が多いですね」

運転技術と共に謙虚さも失われるということなのだ。

「中でも、絶対に運転させない方が良いと思うのは、技術うんぬん以前の方。
“どこに行けば免許更新できるんでしたっけ?”とか“俺は毎年、郵便局で更新しているんだけど”など、
そもそも日常生活も心配になる方が来て、平気で車に乗っているのです」

■落第にして!

しかし、そうした人々にも免許の更新は約束される。

「この手の方には、ご家族が付きそっていて、本人がいないところで“更新できないように落第にしてほしい”
と懇願されるケースがあります。しかし、高齢者講習とは、合否を問うものでなく、講習課程を終えれば、
終了証明書が発行されるもの。どんなひどい結果が出ても、免許を取り上げる権限はありません」

一方で、75歳以上になると、更新の際、先の高齢者講習に加えて、「講習予備検査」なる
認知機能の検査を受けさせられる。この結果によって、受講者は「問題なし」「低下している」
「認知症のおそれ」の三段階に分類されるけれど、

「仮にこれで『認知症のおそれ』と判定されたところで、免許の取り上げとはなりません。
その後、事故や違反を起こした場合のみ、医師の診断を受けさせられ、
そこで認知症と認定されて初めて取消となるのです」

週刊新潮2016年11月24日号掲載
http://www.dailyshincho.jp/article/2016/11240800/?all=1

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