【政治】民進党沖縄県連代表、政務活動費を不適切に支出

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民進党所属の那覇市議会議員が、政務活動費を、政党活動への支出が不適切とされているにもかかわらず、ことし３月に東京で開かれた結党大会に参加した際の旅費に、充てていたことがわかりました。

この議員はＮＨＫの取材に対し、「認識が甘かった」と述べ、返還する考えを示しています。
那覇市は、調査や研究に使える政務活動費として、議員１人あたり年間１０８万円を支給していて、ＮＨＫは、全議員の昨年度の支出を調べました。
このうち、民進党所属の花城正樹議員は、ことし３月、３日間の日程で栃木県などでの視察に参加した際の旅費として、８万１７００円の政務活動費を支出していました。
しかし、実際には初日の視察を欠席し、東京で開かれた民進党の結党大会に参加していたことが分かりました。

政務活動費の使途を定めた市議会の手引きで、政党活動への支出は不適切とされていて、花城議員はＮＨＫの取材に対し、事実関係を認め、「認識が甘かった。市と協議して返還したい」と話しています。

税金の使い道をチェックしている全国市民オンブズマン連絡会議の新海聡弁護士は、「全国的にも政党活動への支出は不適切とされ、今回のケースは問題だ。また、那覇市議会は、出張報告書の提出を義務づけておらず、透明性を確保する観点から対応は不十分だ」と指摘しています。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5093439791.html?t=1476777055882