【社会】３０代サラリーマンがハマるメンズエステの魅力「どこまでＯＫかわからないのがイイ」

経理の智子 ★

もやっとした性欲を解消したい夜。そんなときに行くべき場所は風俗店…と結論付ける向きは多いが、風俗好きは全国に数千万人いるサラリーマンの中の一部にすぎない。

あまり大きく取り上げられることはないが、いま男性サラリーマンの間でメンズエステを支持する声が広がっている。なぜ風俗ではないのか。なぜサウナでもマッサージでもないのか。一部サラリーマンから熱狂的に支持されるメンズエステの独特なポジショニングを愛好者の声をもとに見ていこう。

◆30代を中心に支持を広げる「メンエス」

「気分によっていろいろ変えられるのが良い」と話すのは中本裕之さん（仮名・32歳・電器メーカー勤務）。

「20代のころはよく行ってたのですが風俗はもう行きません。ピンサロとかソープ、ヘルスはサービスが決まっていて、流れ作業感がありますよね。60分あったら最初にシャワーを浴びて、愛撫されて最後は素股、みたいな。ジャンルごとに決まったルールがあり、プログラムが決まっている。『メンエス』は同じ名前を冠していてもサービスはさまざま。マッサージだけ受けて帰るパターンもあるし、その場のコミュニケーション次第で『暴発』が許される非ヌキ店もあります。ガチガチに決められたルールがあるわけじゃなく、フリースタイルと言うか、その場の会話や気分次第で、いろいろ変化があるのが楽しいんです」

事実、ヘルスではあまり遭遇できない本番行為のような逸脱プレイも流れ次第ではあり得るかもしれないのがメンズエステ。言うなれば、“どこまでOK”か、入店してみないとわからないのが魅力だという。

◆恵比寿のバルにいるような普通のコが…

また、メンズエステはライトなサービスのため、女のコが“すれていない”という意見も。

「長く風俗で働くと、夜の街っぽさが染み付いてきちゃいますよね。メンズエステは恵比寿のバルにいるような、ふつうのコばっかりなんです」（31歳・マスコミ勤務）

「ちょっとキレイ目なふつうのコに、ちょっとエロいことをしてもらうのが気持ちいいんです。俗に『プロ風俗嬢』と呼ばれる、過剰に性知識を兼ね備えたプロ意識持った女性がいないのが逆にいい」（33歳・建設会社勤務）

◆「指名なし」で逆に僥倖も

また、メンズエステがライトなサービスであることは、さらなるメリットがあるのだとか。

「お気に入りの嬢がいるけれど、いつもと違った気分を味わいたい。そんなとき、風俗店では指名ナシでアタリを引く可能性は極めて低いですよね。でも、メンズエステだと気軽に働くコが多いからか、女のコのレベルが全体的に高いんですよ。なので指名なしでついたコがめちゃくちゃかわいいってケースも少なくない」（30歳・人材派遣会社勤務）

「そもそも、メンズエステはウェブサイトで女のコの顔出しがされてないケースが多いです。でも、心配無用。容姿の平均レベルが高いので、その後の満足が保証されたドキドキ感が味わえます。そもそも、ブスからハードなサービスを受けるよりも、キレイなコにちょっとエロいことしてもらったほうが1000倍いいでしょ」（31歳・食品メーカー勤務）

「メンズエステのカードは、嫁に見られても安心というのも30代既婚サラリーマンにとって大きな魅力です。料金も風俗より安いので、どこまでも既婚者の味方。手コキ店やピンサロより快感度も高く、ソープほどガチじゃない。嫁バレ危険度C、快感度A、コスパA。絶妙なバランスです」

メンズエステは、120分、180分など長い時間を前提としたサービスのため、女のコとの会話を楽しめるのも魅力。一発抜くのだけが目的ではなく、マッサージと会話が9割を占めるので、疲労回復と性欲解消、女性との会話を楽しむキャバクラ的消費を同時に味わえる。サービスの満足度が高いのも納得だ。

性欲解消の手段として風俗しか思い浮かばなった人は、不確定要素が強いメンズエステにあえて足を運んでみてはいかがだろうか。＜取材・文／日刊SPA！取材班＞

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